山に立て籠ることで起死回生を狙った半年間〜第六話〜

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おおはらゆういち(パクチー大原)

1994年福岡県生まれ。「筋トレ仲間が欲しい」と思い、早稲田大学に入学。早稲田大学のボディビルコンテストで優勝し2016年度ミスター早稲田となる。卒業後は不動産の営業→フリーランスのトレーナーになる。現在は島根県の山奥で【筋トレ村】を作りつつセミリタイア生活を送っている。

この記事は以下の記事↓の続きです。

https://pakuchi-ohara.com/gowa/

 

村生活開始

はい、というわけで、メンタルを病んだ期間を経つつも、知識を取り入れることによって、自分の今後の人生を作っていく上でどうすれば有効打が打てるのか、どのような活動をしていくと良いのか、ある態度理解した私は村を作り始めました。

(人生設計の方法についてはこのブログに書いているので参考にしてください)

最初に決めた村候補地をドタキャンされたり、引っ越し先の物件の風通しが良すぎて凍死しそうになったり、二週間の間インターネットが使えなくなって死にそうになったり、と最初のうちは慣れが必要でしたが、慣れてしまえば「都」とまでは言わんけど、「住めば都な状態」。

私の仕事はYouTubeだけだと思われているが、実際は引っ越してから4-6月の間は有料noteの執筆をすることによって、月に6-10マンほど入ってくる臨時収入と細々としたアフィリエイト収入によって生計を立てていた。

YouTubeも村に引っ越してから最初の頃は動画をどう作れは人がみたくなるのかわからず4-6月までは数千回再生されるほどしかなかったが、その対策については学習済みでYouTube以外をしなくても生計を立てられるのでメンタルが崩壊することはなかった。

また、YouTubeは再生されていなかったがフィジークオンラインという筋トレメディアに取材されたり、「この企画は面白いから動画編集を俺に担当させてくれ」と言われたり、または逆に「大原は山に籠って何をしているのかわからない」と言われることによって「この村企画自体は人がパッと思いつかない斬新な企画らしい」ということを感じていた。

7月からの確変と取り組み

実質的に6月下旬くらいから村での生活をルーティン動画にすると魅力的に見えるのではないか?ということで「26歳金なしセミリタイア、山奥ルーティン」というタイトルで動画を作成することにした。

6月に作成した動画を7月にあげたのだが、今までの動画とは違い明らかに再生回数が増え始めた。動画の構成もよかったのだろうが、近年の「セミリタイア」「FIRE」ブームの波に乗ることができたのが何よかったのだろう。言ってしまえば運が良かった。

動画が再生され、登録者が一気に増え始めたことでテンションは上がりはしたが、このまま調子に乗ってYouTube以外の仕事をやめたり、YouTube一本だけに集中しようとすると死ぬことは知っていた、というか体験していたのでYouTubeのために使う時間は維持したままで、YouTube以外の収益を産むための種まきはキッチリ続けた。

7月から9月にかけて私が取り組んだのが書籍の執筆である。2020年の8月に一度書籍を書こうとして断念したのだが、再び書き始めた。書籍を書く狙いとしては二つ。

一つ目は「自分が生きていく上でこの知識があればどん底に落ちず、より効率的に自由を手に入れられたのに!」という内容を発信したいこと。

二つ目は「書籍を出版」することによって一つの信用を獲得すること。

有料noteを書いたとしても信用性は大して高まらないが、「書籍を出版したことのある人」になることによって信用がたまる。信用がたまると、他の仕事をうまく行かせる上でのポイントにつながる、濁さず言えば「信用を貯めてから仕事を始めた方がよりお金が入ってくるだろう」という考えのもと書籍を出版することにした。

書籍を書いている3ヶ月間は、すぐにお金が発生しない仕事にひたすら取り組んでいたわけだが、それができたのはひとえに収入を複数に分散できていたおかげだろう。

仕事の種類も基本的に日銭を稼ぐ仕事ではなく、自分が作った資産で未来の自分を食わせられるような、言い換えると過去の自分に飯を食わせてもらえるような、資産性のある仕事から発生した収入をメインにしていたので時間に追われることもなかった。

村からの脱出を決定

この記事を書いている10/7現在の私はトルコにいるのだが、「寒い冬の期間は海外で生活する」と決めたのは7月初旬のことである。

理由は二つあり、

一つ目は筋トレ村の長期滞在者が予想以上に少なく、このままだと寒い冬の期間を一人で過ごさなければならなかったこと。

その時点ではYouTubeの再生回数も上がっておらずうまくいく企画かどうかわからなかったため「嫌いな寒さを耐えるくらいなら冬の間は別の自分の希少性をあげるようなこと、海外にいって沢山の経験をしよう、そうすればまた来年村人を募集したときに自分と一緒にいたいという人が増えるだろう」という目論見で人が普段行かない海外に行くことにした。

二つ目は、理由というかきっかけで村に訪問した人が南米に行ったことがある人で「ペルーいいっすよ」と言っていたので好奇心マンの自分としては「俺も海外で面白い体験をしてぇ!」となったから。

当初はアフリカ縛りで色々と回ろうと思ったのだが、コロナの関係で入国できない国が多かったため、制限のゆるい、トルコ、エジプト、モロッコ、コロンビア、ペルー、ブラジルに決定した。

今後に繋がる国の決め方

国の決め方としては、物価の安い国かつ、日本人があんまり行ったことのない国にした。

物価が安い国にしたのは単純に自分には金がないのと、「大した金がなくてもセミリタイア生活を送れる国」の軸で動画取れば再生回数上がりそうやん。と思ったため。

タイやマレーシアなどではなく、日本人があんまり行かない国にしたのは、自分の希少性を上げるため。

タイに行ったことのある人はたくさんあるし、タイに関する動画を上げても同じような動画をあげている人はたくさんいるため、椅子取りゲームになってしまう。

「一人勝ちできる、参入障壁が高い、需要がある、ところはどこかな?」と考えると、日本人があんまり行ったことがない、ただ、実際に行ってみると少ないお金で快適に暮らせる国での生活を紹介すればええやんとなり、先程紹介した国に行くことになった。

この軸で成功する(YouTubeの再生回数が上がったり、メディアにとりあげられる)のか知らんけど。

とりあえず成功しなくても、別収入があるのと、自分のやりたいことをやってるだけなので、OK。なおかつ「人が行ったことのない国に行った」という希少性、経験ポイントは今後につながる資産になるのでOK。コネクティングザドッツ。

今後の筋トレ村の展開

今後の展開としてはとりあえず2021/10-2022/04くらいまでは海外で金なしセミリタイアをして、また暖かくなり始める6月から筋トレ村での活動を始める。

2021年の村づくりでの反省点は村っぽいものを全く作れてなかったことなので、サウナのようなどこにでもあるものではなく、お手製ダンベルやパワーラックといったいかにも筋トレっぽい!村っぽい!ものを作ることに集中する、するとメディアに取り上げられ安いかなと。

また、長期滞在希望の村人が4-5人もいれば年間を通して村を運営していく予定。

今後のパクチー大原の展開

関わりたい人とだけ関われる、時間的な余裕がある。この二つは満たせているので、あとは行きたいところにいつでも行ける、やりたいことをいつでもやれるようにしたいなと。

そのためにはお金を稼ぐ必要があるので、お金を稼ぐことに注力していく。とりあえずマネタイズに関する本とか30-50冊くらい片っ端から読んだり、ブログ運営についてお金を払って学んだり、怪しくなくてしっかり稼いでる人に会って話を聞いてみることで、どうにかなるかなと思ってる。知らんけど。

とりあえず、現状からプラス1-2になるような実現可能そうな目標を設定し、それを着々とクリアしていく、うまく行かせるための方法をお金を払って貯め続ける。この二つをやっとけばどうにかなるでしょう。

知らんけど。

予告と補足

またこの続きを書くのはおそらく2022年の4月あたりに帰国してから。

ここでは書ききれなかった村での気づきとか、面白いなと思ったこと、今後の人生設計のための考え方についてはvoicyってラジオで紹介してるので聞いてみてねん。

んじゃ、さいなら〜。