セミリタイア後の収入とキャリアを考える#5

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おおはらゆういち(パクチー大原)

1994年福岡県生まれ。「筋トレ仲間が欲しい」と思い、早稲田大学に入学。早稲田大学のボディビルコンテストで優勝し2016年度ミスター早稲田となる。卒業後は不動産の営業→フリーランスのトレーナーになる。現在は島根県の山奥で【筋トレ村】を作りつつセミリタイア生活を送っている。

この記事は以下の記事の続きです。

セミリタイアに必要なお金は想像以上に少ない#4
セミリタイアに必要なお金は想像以上に少ない#4
【セミリタイアできる条件】 セミリタイアするために外せない条件としては 収入と支出のバランスをとる必要があります。 「収入を上げて」バランスをとるのか、 「支出.....

セミリタイアでの5つの働き方

セミリタイアしてからの働き方は5つあります。

①不労所得コース

②正社員でリモートワーク

③アルバイト(リモートワーク含む)

④フリーランス

⑤小規模起業

不労所得コース

定番のセミリタイアコース。

会社員でお金を稼ぎつつ、貯蓄4000万から1億を年利3%の投資で回すと年120万~300万の収入が入る。この収入に加えて副業や趣味感覚で、別の仕事をやりつつもう一つの収入を確保する。

貯蓄がある分だけ安全な方法であるが、この貯蓄をためるためには数年~数十年かかるため、数年から数十年貯蓄をためながら待てることが前提。

正社員でリモートワーク

正社員という肩書を持ちつつ、リモートワークができる。

社会的信用を確保したうえで、通勤時間に割いていた時間を自分の時間として楽しむことができる。完全に自由とは言えないが、安全性と自由を両立したい人には適した働き方。

ただ正社員でリモートワークとなると2021年現在ではプログラミングスキルを持ったエンジニアやプログラマー、コンサルトのような業種に限られる。正社員であっても会社が倒産するリスクがあるため、副業を行っておくとよい。

アルバイト

無駄な生活コストを落としているのであれば、アルバイトだけでもセミリタイア生活をすることができる。アルバイトであればリモートワークの幅は広がる。筋トレが趣味であれば、オンラインパーソナルトレーナーのバイト。ある程度の学歴があればオンライン塾講師。

誰でもできる内容であればコールスタッフや、アンケートモニターといった在宅でできるアルバイトもある。リモートワークのアルバイトにこだわらなければ、生活費を稼ぐために月に10-14日ほど近所で募集しているアルバイトを行えば自由な時間を確保した生活を手に入れることができる。

アルバイトだと誰でもできる内容であるため、競合が多くなればなるほど、給与が少なくなったり、首を切られる可能性がある。

それを踏まえてセミリタイアを初めて間もない内はアルバイトで最低限の生活費を確保しつつ、残りの時間で自分にしかできないような競合の少ない分野でお金を稼いでいけるようシフトしていくと安全。詳細は後ほど紹介する。

フリーランス・副業

フリーランスや副業となると、誰かに仕事を委託されるのではなく、自分で仕事を作り出す作業から始めることができるため、アルバイト以上に仕事の幅が広がる。

ゲームが得意であれば、あるゲームの攻略法を販売したり、ゲームを行っている動画をYOUTUBEで配信して広告収益を得たり。

料理が得意であればオンライン料理教室、ダイエットの知識があるならばオンラインでダイエット指導、旅行が好きであればある国でのおススメの旅行経路を販売したり、現地の様子がわかる動画をYOUTUBEにアップして広告収益を得たり、絵を描けるのであればイラストレーターとして委託された絵を一枚数千円で売る。などなど。

後ほど解説するが、フリーランスで活躍する場合は自分が苦痛に思わない、興味を持って行えるジャンルを選び、タダで仕入れたものを売ることが大切。

いきなり会社をやめてフリーランスだけで生計を立てていくことはおススメしないが、アルバイトや正社員をしつつ副業の仕事でも食べていけるようになると時間や人間関係における自由度はより増していく。

小規模企業

フリーランスの延長としてある選択肢が小規模企業。会社を大きくすると会社の運営に時間を大きくとられるため、セミリタイア生活のような自由な時間を確保したい人は企業をしても個人で回していけるような法人を運営していくことになる。

何もない状態からセミリタイアするための道のり

【だれでもできる仕事をする】

何もない状態からセミリタイアする方法は2つあります。一つ目がアルバイトだけで生計を立てること。

生活の為に必要なお金が8万円とすれば、時給1000円の場所で8時間労働を10日続ければ、残りの20日は自由な時間を過ごすことができます。

このアルバイトスタイルを死ぬまで続けるとなると、高齢になってから雇用されなかったり、首を切られたりして危険ですが、いきなりセミリタイアする場合の手段としては有効です。

長期的に安心してセミリタイアを行えるようにするには、アルバイト以外に自分の趣味や興味のあることを、価値のある形にして人に提供できるようになるとよい。自分の趣味を仕事にすると仕事が苦痛に思いにくいので、仕事というより趣味感覚で収入を得られるようになる。その方法が次に説明する二つ目の手段です。

【自分の強みの活かせる仕事をする】

二つ目が自分の趣味や興味のあることを仕事にすること。

趣味も「他者へ価値提供」できるようになるとそこからお金を得ることができます。

例えば筋トレが趣味ならば、何となく筋トレ好きのままでいるのではなく、人に教えられるよう伝え方や知識を深掘りしてから、スポーツジムと契約し、トレーナー活動を始めれば趣味の筋トレから収入を得ることができます。

また現在ではリモートワークでできるパーソナルトレーナーの仕事もindeedなどで募集しているためリモートワークも可能です。

また直接的にお金を得る方法ではないにしても筋トレのコツやダイエットのポイントをYOUTUBEにアップすれば「広告収益」という形で趣味をお金に変えることができます。

YOUTUBEで多額の広告料金を手にすることは難しいかもしれませんが、YOUTUBEをきっかけに自分のことを知ってくれた人が、後々パーソナルトレーニングを受けに来てくれるといった「集客効果」もあるため、やっておいて損はありません。

【強みを仕事にするための場所はたくさんある】

他に例を挙げてみましょう。

絵を描くことが得意であれば、自分に描いてほしいイラストを募集して一枚数百円~数千円で売るだけで収入になります。最近では「ココナラ」といった自分の得意なスキルを販売することができるサイトもあるのでまずはそこの登録して副業活動を始めてみると良いでしょう。

この絵を書くスキルも筋トレと同様に直線販売しなくてもYOUTUBEで絵を書くコツを動画にして広告収益を手に入れるか、動画を集客のための道具として活用することもできます。

ここでは筋トレとイラストを描く能力を紹介しましたが、趣味や自分の強みを価値のあるものとして人に提供できればなんでも収入を得られます。

料理、釣り、家庭菜園、掃除、読書、おしゃれ、暇であること。自分が持っている強みを、持っていない人に対して提供すれば価値(収入)が生まれます。

趣味や強みを収入にする上でのポイントを次項でより詳しく解説していきます。

・コストをかけずに始める

【好きなことなら人より打ち込める】

仕事を苦痛に感じてしまうのは、自分が苦痛に感じることをしているから。

趣味や自分が苦痛に思わないことであれば人よりも長く続けて突き詰めることができるので、その仕事を苦痛に思っているひとよりも優れた知識やスキルを身につけることができます。副業をする上では自分が苦痛に思わないジャンルの仕事を選びましょう。

【極力お金をかけずに始める】

ただ、ここでポイントなのですが、副業として何かを始める場合はなるべくコストをかけずに始められて、無理せず続けられるようにしましょう。

YOUTUBEを始めるのであれば、いきなり高価なカメラやパソコンを買うのではなく、自分が持っているスマホと無料で使えるVLLOといった編集アプリから始めましょう。そうすれば初期費用0円から始めることができます。

有名YOUTUBERが数万数十万もするカメラや編集用のパソコンを使っているからと言って、いきなりYouTubeをはじめた人がその機材をそろえたところで再生数が一気に上がるわけではないように、明らかに成果が出る根拠がない限りはまずは費用をかけずに始めるべきです。

【毎日続けられる労力だけを使う】

いきなりYOUTUBEを始めるにしても動画の編集に1日3-4時間かける必要はありません。最初は自分が苦痛に思わない、続けられる範囲の時間で効果を出すためにはどのようにするのかを工夫して考えましょう。

「無編集で視聴回数を増やすにはどうすればよいのか?」「無編集で視聴回数を稼げている人の動画にはどのような共通点があるか?」「編集するにしても30分程度で済んで視聴回数を増やすためにはどうすればよいか?」など。

周り当たり前に動画編集に3-4時間かけているからと言って単にそれを鵜呑みにするのではなく、自分なりに「実際に効果のある作業は何なのか」「時間や労力をかけても効果の出ない、削れる作業は何なのか」を探してみましょう。

【労力や初期費用を下げる意味】

というのも、何かを始めてもやめてしまう理由は、労力や時間がかかるといった苦痛なので、苦痛に思わない範囲でどれだけの効果を出せるのかを考えたほうが結果が出るまで続けることができます。また仮に結果が出ずにやめてしまった場合でも、初期費用をほとんどかけていなければ深手を負わずに済みます。とにかく、最初は小さく始めましょう。

お金や労力をかけるのは、小さく始めたことから結果が出るようになり「追加で費用や労力をかけることによって成果が出そうだ」とわかった時だけで良いのです。。

【とにかく小さく始める】

パーソナルトレーナー(または声優)になろうとする人も「トレーナーになるための学校にいかなれば!」と謎の固定観念にとらわれて、今後パーソナルトレーナーで食べていけるかどうかも分からないのに、いきなり40-60万の勉強料をぶっこむのは非常に危険です。

トレーナーになりたいのであれば、パーソナルジムでアルバイトをしてお金をもらいながら、勉強をすれば損をすることがありません。パーソナルジムで働かない場合も友人に指導する中で指導スキルや伝え方を工夫していけば無駄なお金をかけずに済みます。

飲食業に取り組んでみたいのなら、いきなり事業用店舗を数カ月単位で借りるのではなく、まずは夜間やある曜日だけ借りられる間借りの店舗を借りてみる。YOUTUBEならいま手持ちのスマホや無料編集アプリから始める。

二度目になりますが、とにかく最初は小さく始めましょう。労力や費用をかけるのは、小さく始めたことが実を結ぶようになってからで良いのです。「失敗すると一生の終わりだ!」という考えを持つ人がいますが、一回の失敗で一生の終わりになるようなチャレンジをしているか、心配性なだけです。

一回のチャレンジでいきなり成功することはありません。10回チャレンジした中で9回失敗し、1回が成功するくらいの確率です。ですから成功するためには「9回失敗できる」ようにしておく必要があります。そのためには失敗してもすぐに立ち上がれるように、深手を負わないチャレンジにすることが大切です。

市場価値のあるものを見つけて、タダを売る

【みんな何かしら価値のあるものを持っている】

副業を始めるとなると「新たなスキルや資格を身に付けなれば!」という思考になってしまいますが、既に皆さんが持っているもので売れるものが無いか探してみましょう。

自分にとってはタダなのだけれど、他の人にとっては価値のあるものです。「自分には何もない!」と思うかもしれませんが、誰でも誰かが欲しがるものを持っているものです。

先ほど紹介した筋トレや絵を書くスキルも、もとから好きなものであれば新たに学びなおす必要はありません。既にあるものを、既に持っていない人に提供するだけで収入になります。

【見落としがちな価値があってタダで売れるもの】

自分の価値を見出して、タダを売る事例を5つ紹介します。

・オシャレが好き

オシャレが好きであれば、洋服を選んだり、洋服をコーディネートする能力を既に持っているはずです。ですからオシャレ好きは「洋服を選ぶことがめんどくさい」「自分で服を選ぶとダサくなって悩んでいる」人に対して、洋服をコーディネートしてあげればそれは立派な価値提供になり、その対価としてお金をもらうことができます。

・葉っぱが取れる場所にいる

山の中でタダでとれる葉っぱを売るビジネスもあります。居酒屋や割烹料理店の料理にはもみじといった葉っぱが添えられていますよね?

その仕入れを自分で行ってしまうか、田舎に住んでいるお爺さんやおばあさんに収集を依頼し、お金を渡したうえで料亭に葉っぱを納品するのです。葉っぱは元々タダなので仕入れで損をすることがありません。

・田舎に住んでいる

田舎に住んでいることも強みになります。例えば現在、私が住んでいるのは島根県の安来市という場所ですが、車が無いと観光名所に行くことができません。なおかつ初めてこの場所にくる人はおいしい料理屋さんがどこにあるのか、といったこともわからないため大しておいしくない料理屋さんで済ませてしまうこともあります。

超有名な観光地であればツアー会社がツアーを組むのですが人口が少なく企業でやるには採算が取れない。ただ個人で、既に持っている車となれ親しんだ地元の料理屋を紹介すれば元手をかけずに価値提供することができます。

今までだとこのようなツアーを組んで集客する場合はホームページを作りなりして一から集客する必要がありましたが、最近では個人でツアーを組んで集客することも「Airbnb」のようなサイトを使えば簡単にできてしまいます。

・パソコンやネットに「すこし」詳しい

人よりほんのちょっと、機械や節約について詳しかったりするだけでも、提供できる価値になります。携帯の通信料金ですが大手通信会社から、機能になんの変わりもない格安SIMに分類される通信会社に乗り換えるだけで月7000円ほど節約することができます。

ただ「乗り換え方法がわからない。」「自分には難しそう」といった人は高い携帯代を払い続けています。この人たちに対して、通信会社の乗り換えの手伝いをしてあげると価値提供になります。浮いたお金のひと月分を成果報酬としてもらうだけでもそこそこ稼げるはずです。

・奢られること、なんもしないことが得意

奢られること、なんもしないことを強みとして生計を立てている猛者もいます。「面白い・変わった人間に会いたい欲求」を持っている人に対して、奢らせてあげる、なんもしないけど会ってあげるのです。例えるなら動物園のパンダです。存在そのものに価値があるからなんもしなくても、対価をもらえる。

さらには奢らせてあげた人や、なんもしないけど会ってあげた人は、会う人が増えれば増えるほど面白い体験や話を仕入れることができます。そのタダで仕入れた面白い話を有料で販売する、SNSで発信する。するとさらに奢りたい、会いたいが人がやってくる。というループを回しています。

自分がもっているものの価値に築き、それを他者に提供できることを思いつけば、「なんもしない」「人におごらせてあげる」ことでさえ誰かの価値になり、その対価としてお金をもらうことができます。

【誰かにとって価値のあるものを見つける力が大切】

大切なことは、だれもが欲しがるお金のなる木を奪いとる力ではなく、そこら辺にあるけど、誰も気づいてないお金のなる木を見つけられる能力です。

改めて、自分にはあるけど他の人にはないもの、他の人にもあるけど誰も気づいてない強みは何か、それを誰かに提供する方法や場所はないかを探してみましょう。

次項ではさらに自分の強みを活かし、唯一無二の存在になるための方法を詳しく解説していきます。

競合が多い場所では戦わない

【戦う相手がいればいるほど負けやすくなる】

お金稼ぎや副業というと、アフィリエイトやプログラミング、せどりが代表的なものとして挙げられおり、多くの人がこぞって参入しようとしていますが、たくさんの人が参入する分野は二つの理由からおススメできません。

一つ目の理由は自分の強みを活かしていないこと。

何かを始める上ではなるべく苦痛に思わないことを選択することが大切です。自分が今までやったことがなくて、なおかつ苦痛を感じるようなことであれば1年も経たずにやめてしまいます。「趣味のようになぜかずっと続けていたこと」「苦痛をあまり感じずに続けていけること」を選択しましょう。

二つ目の理由は、誰でもできる分野では自分より優秀な人に勝てないこと。

誰でもできることは、自分と同じ人、又はさらに優秀な人と戦うことになるので、数年前からアフィリエイトを続けていた人や子供のころからプログラミングを初めていた人には勝てません。

【誰と戦うのかを考える】

「絵を書く」という分野では他の人よりも才能がある人が、わざわざ「受験勉強」という分野で自分よりも勉強できる人がいる場所で戦うようなものです。これでは自分の持ち味を活かせません。

「刃牙(バキ)」という漫画に登場してくる地上最強の人類、範馬勇次郎も以下のように言っています。

「競うな!持ち味を活かせッッ!」

自分の持ち味を生かして、トップの人間になるには「このジャンルなら競合がいない、または弱いしトップをとれそうかな?」といった、【誰と戦うのか】を把握した上で自分が戦う場所を選びましょう。

その中でまず最初に思い浮かぶことが自分の好きなこと、趣味でやっていることのはずですので「自分が人より長くやっていること、詳しく知っていることを人に提供する場合はどうすればよいか?」を考えたほうが結果は出しやすくなります。

とにかく、誰とも戦わなくていい、誰もやっていないようなニッチなジャンルほど、結果を出しやすいのです。「○○と言えば△△さん」と言われるようになることが理想です。

ただ「パーソナルトレーナー」「声優」「歌手」といったジャンルでは既に有名な人がいますし、競合も多いのでその中でトップになろうとするのは茨の道です。

【自分が一位になれる土俵を作る】

おなじ努力量でも結果がすぐに出るものと、まったくでないものがあるなら前者を選びたいですよね。その前者の道を選ぶコツ、言い換えると、ニッチなジャンルで一位をとる場合のコツですが、あるジャンルで一位をとろうとするよりも、自分で新しいジャンルを作ってしまいましょう。

ただの「パーソナルトレーナー」よりも「女性の育尻専門トレーナー」、「心理学の専門家」ではなく「メンタリスト○○」、「片付け上手」ではなく「ミニマリスト○○」、奢られるなら「浮浪者」よりも「プロ奢ラレヤー」、私なら「田舎での共同生活」ではなく「村づくり」「筋トレ村」。

ここで一つ注意があります。「○○さんがメンタリストやミニマリストで活躍しているから、俺もメンタリストまたはミニマリストを名乗ろう!」と思っても、うまくいきません。

既にミニマリストで有名な人がいるならば、後発でミニマリストを名乗った人は第一人者の宣伝材料にしかなりませんし、自分の強みの延長線上にあることでなければそもそも結果が出るまで続けることもできません。

あくまで自分が得意なことの中で新しいジャンルを作りだすことが重要です。

【ある人にとって、ある場所にとって唯一無二の存在になる】

なんだか難しい話に聞こえるかもしれませんが、とりあえず戦う相手がいない分野や場所であれば一位はとれます。

パーソナルトレーナーならば、パーソナルトレーナーがいないジムと契約すれば自分がそのジムで唯一無二のパーソナルトレーナーになれますし、

絵が描けるスキルを持っているなら、「ココナラ」というイラストレーターに依頼できる場所を知らない人を見つけて「自分にはこんな絵が描けますよ!料金は○○円ですよ!」と営業をすれば、依頼者にとってはあなたがたった一人の絵を書く仕事ができる人になります。

このように、まずは特定の場所や一人の人間にとって唯一の存在になるだけでも良いです。

この「唯一の存在になる」という考え方は、後ほど紹介するセミリタイアをしてからのキャリア形成にも役立ちます。

自分で集客できるようになると仕事はさらに安定する

【魚をもらうのではなく、魚の釣り方を覚える】

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と老子が残した言葉があります。「飢えている人に魚をとってあげれば、一日は食べられるけれど、魚のとり方を教えれば、彼は一生食べることができる」という意みですが、

現代でも、安定した生活を営む上では魚(仕事)をもらうよりも、魚(仕事)を自分でとって来れるようになる必要があります。

なんとなく正社員やアルバイトで仕事をしていると【仕事をもらう】感覚が強くなってしまいますが、自分の力だけで顧客を集めて【仕事をとってくる】ことができると、収入が上がるだけでなく、将来的に安定します。

というのも、仕事をもらうままでは、①仕事をあげた対価として仲介手数料をとられたり②会社で上げた実績も、自分のものではなく会社の実績にされたり③仕事をくれる人から嫌われて、仕事をもらえなくなるといったデメリットがあります。

ですが、自分で魚を獲れる(集客できるようになる)とそのデメリットがなくなるのです。

【徐々に魚の釣り方を覚えよう】

はじめのうちは仕事をもらう形でも良いのですが、同時進行で自分だけで集客するための土台作りも始めましょう。すぐにできるその土台作りとはブログやツイッター、インスタ、YOUTUBEで情報発信をしてフォロワーを作ることです。

例えばあなたがダイエットをする上で役立つ情報発信をすると、発信内容に価値を感じた人はあなたが発信する情報を引き続き確認したいと思い、あなたのアカウントをフォローします。

ここでフォローした方はダイエットについて悩みを抱えているということになるので、自分がダイエットの悩みを解決する商品を出した場合に、その商品を買ってくれるかもしれない見込み顧客になるわけです。

自分の商品を買う見込みあるフォロワーを増やしていけば、自分が宣伝した商品を買ってくれる人の分母も増えます。SNSのフォロワーはすぐに増えていくものではなく年単位で徐々に増えていくものですが、個人で、お金をかけずにできる集客方法としては非常に有効です。

(フォロワー=魚のようなたとえになってしまい語弊があるかもしれませんが、とにかく、人から仕事をもらう生活を抜け出すためためのたとえ話として使ったけなので、悪しからず!)

SNSを使ってストーリーを見せよう

【商品というより、ストーリーを買った】

SNSで発信をする上で自分の商品をひたすら宣伝し続ける人がいますが、それではうまくいきません。自分の商品を買うであろう人が抱えている悩みを解決する上で役立つ情報だけでなく、自分という人間や、その商品を作るまでの過程や努力がわかる内容も発信していきましょう。

私自身、ツイッター経由で「ぎるちん」さんというリンゴ農家の方からリンゴを買ったことがあります。

私自身は「リンゴはこれ!」といったリンゴへの強いこだわりはありなく、スーパーで100円のリンゴを買うくらいのです。もし私が、その方が売っているスーパーモノよりは若干高い価格とリンゴの商品説明を見ただけではTwitterからリンゴを買っていなかったと思います。

ただ、リンゴ農家の方が、私と同じ筋トレという趣味を持っていて、リンゴの苗付けから、リンゴが育っていくまでのストーリーをTwitterで見ていたからこそ、その人のリンゴを売り出した時に、私は買わずにはいられませんでした。

自分が仲良くしている友人や、自分の子供が、美容師になるために必死に努力をしている姿を見る中で、やっと美容室を開いた場合は、よっぽど下手でない限り通い続けますよね。(私が買ったリンゴはスーパーで売られているリンゴよりも明らかにおいしかったです。)

SNSでの発信をする上ではポンといきなり商品を出すのではなく、商品を出すまでの過程や努力を知ってもらっておくと、自分と同じ商品を出している人がいて、自分より価格を打ち出していたとしても、自分のストーリーを知ってくれている人は自分の商品を選んでくれるようになります。

【何者でもなかった人間が何者かになるストーリー】

もう一つストーリーの実例を出すなら、会社員が副業する上で役立つ情報発信をしていたAさんがいます。

その人は会社員をしつつ「副業で月100万円を稼ぐ」ことを目標を掲げ、それまでの過程をYouTubeやブログ、Twitterで発信し続けていました。するとテレビといったメディアに取り上げられ、その中で知名度と共感者(フォロワー)を一気に増やしていき、「副業で100万円稼ぐ」を実際に達成したのです。

すると「副業で100万円を稼げなかった人間が稼げるようになる。」「何者でもなかった人間が、何者かになる」その一部始終を見た人間は、「俺にも同じ道が歩めるかも!この人の言うとおりにやってみよう!」と反応し、さらに多くの人がAさんが副業で100万円を達成するまでの道のりを記した有料の情報を買うようになりました。

しかしよく考えると、副業で100万ではなく、1000万稼いでいる人がいたり、副業をする上で必要な情報は無料、有料含め既に世に出ていたはずです。それでもAさんから副業で結果を出すための知識を買った人はAさんが努力をして結果を出すまでのストーリーを見ていたからです。

すべての要因がストーリーにあるとは言えませんが、自分が親しい友人や共感者を集める上では自分が何を目指し、どんな苦難に立ち向かい、どのように解決していったのかを発信していくと自分に強く共感してくれる人を集めることができます。

商品を魅力的に見せる能力も大切

【いいものを作るだけじゃ売れない】

コピーライティングやマーケティングといった商品を魅力的に見せる能力も大切です。

ストーリーを見せることもマーケティングの一部です。逆を言うとストーリーを見せることはマーケティングの一部でしかないため、ストーリーの他に自分の商品を魅力的に見せるための能力も同時に身に付けておく必要があります。

「その商品はだれの為にあるのか、どんな人の悩みを解決するものなのか、なぜ今買うべきなのか」その部分をうまく伝えることができていないと、せっかくいい商品を作ったとしても、お客さんにはその商品が魅力的に見えず買ってくれなくなります。

いいものをつくっていればお客さんは買ってくれるという幻想は捨てて、いい商品を持っているならば、その商品の魅力を余すことなく伝える能力も身に付けておかないと損です。

商品を魅力的に伝える方法については、ジョン・ケーブルズの「ザ・コピーライティング」、ロバート・B・チャルディーニの「影響力の武器」、神田昌典、依田順一の「売れるコピーライティング単語帖」、ジャック・ワース、ニコラス・E・ルーベンの「売り込まなくても売れる!ー説得いらずの高確率セールス」といった書籍を参考にして下さい。

収入の柱を増やしつづける

【今の働き方は安定してる?】

終身雇用制度がなくなるだけでなく、2020年に倒産した企業の平均寿命が23.3歳と一人の人間の人生以下ので消えてしまう時代になっています。

技術革新やコロナによる環境の変化で今までの仕事がなくなり、その技術や環境に合わせて新たな仕事が生まれる。この変化の中で淘汰されないように生きる努力は企業だけでなく、一個人であってもやっておかないといけません。

スポーツジムで働くパーソナルトレーナーだけで食べていこうと思えばコロナでジムから活動を禁止され無収入になったり、飲食業だけで食べていこうと思えば緊急事態宣言や近隣の営業するなという圧力によってコロナで倒産している例は数多くあります。

ですからいつ今の仕事や働き方が通用しなくなっても良いように、収入源をいくつか持っておいたほうが良いです。

例えば会社に雇われずに生きるフリーランスというと、不安定な生活をしているイメージが強いですよね。確かに、フリーランスでは毎月同じ給料がもらえるわけではなく、場合によっては収入が突然ゼロになることもあります。ただ、実際に不安定なのは収入の柱が一本しかない場合だけです。

【不安定を複数合わせると安定する】

仮にあるフリーランスの方が5本の収入源を持っていた場合、一つの収入だけを見ると不安定でも、5つの不安定な仕事を合計して平均化すると、安定します。

会社員だと一つの働き先がなくなれば収入を得ることができなくなり不安定になりますが、顧客が10人いるフリーランスであれば1人のお客さんがいなくなっても誤差の範囲といった感じで安定した収入をキープできます。

さらには収入だけでなく、一つの仕事に頼りきりになると、その仕事が破綻しそうになった時にメンタルも不安定になりますが、複数の仕事を持っていると収入と共にメンタルも安定します。「別の仕事は順調だからいいや!」といった感じで。

【真の安定志向】

同じ給料が毎月支払われることを安定と考える人が多いですが、自分の働いている会社がいつ倒産しても問題なく、別の企業に転職できるような「今いる会社以外でも通用する希少価値の高いスキル」を身に付けていたり、別の収入源を既に作っている人たちのような【安定志向の人】は少ないように思えます。

「雇われない働き方は不安定だよ。」これは確かに合っているかもしれませんが、「雇われているだけの生き方は不安定だよ。」とも言えそうですよね。

【すべてが副業】

雇われる、雇われないどちらにしろ、収入の柱が多ければ多いほど安定します。収入の柱が3.4.5本と増えてくると、何が本業で何が副業なのか分からない状態になってきますが、それでよいのです。

本業を一つに絞る必要はありません。自分が新たに興味を持ったことがあれば人より詳しくなって、それを人に提供するループを回していく。すると、収入の柱は増える、又は柱が減っても新たに補充することができます。

収入の柱を増やす最初のステップとして、今の仕事の他に、別の仕事を新たに初めてみましょう。いきなり本業並みに稼げるということはなく、収入を増やす練習をする過程で、いつの間にかある程度副業でも稼げるようになるイメージで続けるとすぐに結果がでなくても挫折せずに済みます。

挫折しそうなときは以下のグラフを見てモチベーションを取り戻してください。

成果は努力量と時間に比例して、目に見えるようになるのではなく、成果が出る努力量や時間をかけることで初めて目に見える形として現れます。

セミリタイアをしながらキャリアを築く

【セミリタイアしながらでもキャリアは築ける】

セミリタイアというとキャリア形成がそこでストップすると思ってしまうかもしれませんが、本著で説明するセミリタイア2.0ではセミリタイアをするなかでキャリア形成も行っていきます。それでは以下よりキャリアを築く上でのポイントを説明していきます。

仕事を選ぶ上で、アフィリエイトやプログラミングなど誰もが思い浮かべるような「競合が多い場所では戦わないほうが良い」と説明しましたが、キャリアを形成する上でもこの考え方を使っていきます。

パーソナルトレーナーであれば、他のパーソナルトレーナーがいないジムで働くことが簡単に唯一無二の存在になる方法でした。しかし、仮に新たに他のトレーナーが働いているジムに入会し、自分と全く同じジャンルの指導をする、自分よりも優秀なトレーナーが来た場合は負けてしまいます。

その場合の対処法は二つあり、一つ目が新たに誰もトレーナーがいないジムを探すこと。しかし、これはトレーナーの数が増えていくにつて、徐々にそういったポジションがなくなってきます。

そこで二つ目の方法がトレーナーをやっているうちに自分にしかできないトレーナーの分野、他の仕事を作り出すこと(キャリア形成)です。

【なんのためのキャリア形成?】

キャリア形成は自分自身をレアカード化するためのものです。

世の中には皿洗いや清掃といった時給800円の仕事から、正社員の時給2000-3000円、パーソナルトレーナーのような時給1万円の仕事、弁護士のような時給3万円の仕事まであります。この時給の開きは希少性の高い仕事についているかどうかで決まります。

その仕事をできる人が少なくて、なおかつその仕事を欲している人がいれば、供給よりも需要が多いため時給は上昇します。誰でもできる仕事かつ、その仕事を必要としている人がいなければ、需要よりも供給が多いため、時給は減ります。

この需要と供給によって収入が増減することを理解した上で、セミリタイア生活をする中では自分にしかできない仕事をできる人間になるキャリア形成を行っていきましょう。

ただ一般的にキャリア形成というと、受験戦戦争で勝ち抜いて有名大学に入学し、その後は超大手企業に入社、さらには出世街道に乗りつつ、そのまま活躍する。

又は他業種へ転職することで、自分がいた業界にはあったが、転職した業界にななかった発想を持ち出してその業界に革新を起こす。といった自分には関係のない話を思い浮かべると思います。

【キャリア形成には様々な方法がある】

ただ、キャリア形成によってレアカードになる方法は先ほど紹介したものだけはありません。

レアカードになるための方法を紹介する前に、まずレアの定義から決めておきます。仮にレアな人間を100万人に一人の存在としましょう。100万人に一人というとオリンピック競技でメダルをとるくらいの希少さです。

「100万人の人とおなじ土俵で戦ってその中でトップ3になる。」というと一生かかってもできそうにないですよね?

ただ、100万人に一人になる方法はほかにもなります。100万人とおなじ土俵に立って競うのではなく、100万人の人間が誰もいない、誰とも戦わずに済む土俵を見つけて一位になるのです。するとなんだか自分にもできるような気がしませんか?

誰とも戦わずに100万人に一人のレアカードになるためには、自分の持っているカードを掛け算していきます。100人に一人しかできない仕事と100人に一人しかできない仕事を掛け合わせると1万人に一人。さらに100人に一人しかできない仕事を掛け合わせると100万人に一人ということになります。

【競う相手がいない土俵で一番になるキャリア形成】

ある分野でだれでも100人に一人の存在になるには1万時間が必要とされています。1万時間というと5-10年。「100人に一人」というカードをそれぞれ5-10年かけて取得し、最終的に3枚の「100人に一人」のカードを掛け合わせて100万人に一人の存在を目指します。

(勉強方法や努力の仕方を工夫すれば1年ほどで100人に一人の存在になれると思いますが、ここはあくまで誰でも1万時間を書ければ100人に一人の存在になれるということです)

具体例を挙げてみましょう。あなたが筋トレが好きでパーソナルトレーナーの分野で100人に一人になったとします。これだけだとキャリアとしてはレアではありませんが、ここに100人に一人の営業の能力を加えるとどうでしょう?

フリーランスのパーソナルトレーナーになっても自分で集客できることができず、転職してしまう人はたくさんいますが、営業ができると転職する必要はなさそうです。

この時点で1万人に一人のレアな存在になっています。

さらにここに海外移住というポイントを打ってみましょう。海外移住はスキルではありませんが「海外移住者」という肩書も日本人にとっては100人に一人くらいのレアカードです。営業×パーソナルトレーナー×海外移住をかけ合わせると100×100×100で自分独自の100万人に一人の存在になることができます。

海外でパーソナルトレーナーをするとなると日本語を話せること自体が武器になるため海外にいる、日本駐在員や旅行できた富裕層の日本人に対して営業をすれば、その国で日本語を話せる唯一のパーソナルトレーナーとしてポジションを確立することができます。

次はネイルアーティスト。これもまたネイル×アーティストの掛け算です。ネイルアーティストが存在する前からネイルを行っている人はたくさんいましたが、個人でやっていたネイルを芸術の域まで高めることで独自のポジションを高めることでレアカードのポジションを築いています。

アロマセラピストも同様にアロマ×セラピーの掛け算です。アロマを使える能力とセラピー(治療)の能力を掛け合わせることで新ジャンルを作りだしています。

このように100人に一人のカードをかけ合わせることでレアカードになるためのキャリアを築くことができます。

【自分独自の掛け算を作ろう】

ただ、ネイル×アーティストやアロマ×セラピーを掛け算を使う人が増えており、徐々にレアカードではなくなっている(競い合う人が増える)ため、自分独自の100万人に一人の掛け算を作っていく必要があります。

つまり、誰でも選ぶような100人に一人のカードを三つ合わせても100万人に一人の存在にはならないのです。

例えば副業で稼いでいる人がプログラミングやアフィリエイトをやっているからと言って、自分も同じようにプログラミングをやり、その後にアフィリエイトをやっても、競合の数はあまり減っておらず、誰かと戦って勝ちとる土俵にしか立てません。

ほかに同じ仕事をできる人がたくさんいるなら、自分の希少性は上がりにくいのです。

また、パーソナルトレーナー×理学療法士×整体師といった似通ったジャンルの掛け合わせも、他に人が思いつきやすい掛け算であるため、結果として誰かと戦うことになります。よほどそのジャンルに興味があって、競合を打ち倒せる自信と熱量があるなら話は別ですが、より効率的にレアカードになるという点ではおススメしません。

【興味のあるものを選ぶ】

「じゃあどうすれば、いいんだよ!」という方がいると思いますが、おススメは自分が興味あるものを選択することです。「興味があること、やりたいことは何?」と言われると筋トレ、とか海外旅行・移住、ゲームとか人それぞれ全く違ったジャンルの中からやりたいことがいくつか出てくるはずです。

やりたいことが無い、興味のあるものが無い人の場合は、様々な新しいことにチャレンジしてみると徐々に自分が情熱を持って行えることを見つけることができます。

医者、小学校の先生、営業の仕事しかしらない小学生は自分の知っているものの中から将来の夢を決めてしまいますが、歳を重ね仕事の種類を知っていくごとに、将来の働き先を変えていきますよね。

これと同様にやりたいことが無い、興味のあることがない人はまずは選択肢を増やすところから始めましょう。

さて、自分の興味のあるものを掛け合わせるとコレなんの役に立つの?という組み合わせになるかもしれませんが、誰もやっていない掛け合わせをするからこそ、だれとも戦わずに100万人に一人のレアカードになり、誰も思いつかなかったことができるようになるのです。

スティーブジョブズも大学を辞めた後に、カリグラフィーという文字を美しく見せるための学問を学んでいました。

しかし、このころのスティーブジョブズはアップルを作っておらずこれが何の役に立つのかすら分かっていません。ただ、このカリグラフィーを学んでいた経験は、パソコンの文字を入力する上で一つのフォントしかなかったものを、美しいフォントに変えるきっかけになっています。

仮にスティーブジョブズがすぐに役立つもの、今求められているものだけを身につけようとしていたら、このような新しい発想を思いつくことができなかったはずです。

未来は、不確定な変数の掛け合わせでできており正確に未来を予測することはできません。あることが将来役に立つと思っていても役に立たなくなったり、まったく役に立たないと思っていたことも将来的に実を結ぶことがあるのです。

ですからスティーブジョブズが「コネクティングザドッツ(点と点を結ぶ)」と言ったように、自分の興味ある点をひたすら打っていくことを行っていきましょう。興味のあることを次々に行っていく過程で点と点がつながり、アロマ×セラピーや、ネイル×アーティストのような掛け算が生まれていきます。

自分独自のかけ算を作ったら「この三つの掛け合わせをレアカードだと思って欲しがる人はだれか、どこだと高値で売れるのか」を考えた上で自分独自の商品を作り、その商品をマーケティングやコピーライティングの力を使って魅力的に伝えていけば良いのです。

【役立つことだけでなく、役に立たないこともする】

ただ、何でも好きなことを掛け合わせて良いといわれても将来のことが不安になる人がいるはずですので一つの指標を参考にして下さい。

絶対に役立つと思えることを6割、多分役に立つと思うことを2割、なんに立つのかわからないことを2割として、1日の作業時間に割り振ります。

すると独自性も追求しつつ、わかりやすく役に立つことも追求することができるため不安感が消えます。私の場合は絶対に役に立つスキルとしてコピーライティングとマーケティングを学び続けています。

セミリタイア生活では十分な時間があります。必ず必要になるであろうことを学びつつ、「これはなんの役に立つのだろうか?」と思える自分の趣味を研究していきましょう。どれも点をつなぐことになるので無駄になることはありません。

趣味や好きなこと、興味のあることを極める中で「100人に一人」を掛け合わせ続け、自分だけがつなぐことができる点と点とのつながり(キャリア)を形成していくのです。

暇人であることが最大の武器

【時間と労力がなければ新しいことはできない】

先ほどキャリアを形成する上では、掛け合わせるものを見つけたり研究する時間が必要になります。今目の前にある仕事に追われ続ける毎日を送っていると、新しい趣味に打ち込んだり、新しい経験をする余白がなくキャリア形成がうまく進みません。

ビルゲイツは年に数回、考えるための週を設けており、その間は読書をしたり、新しいことに取り組むための施策を練る時間にしています。さらにはグーグルも20%ルールを設け、仕事をする時間の2割は普段の業務とは異なる業務に当てても良いという制度を取り入れています。

時間の大小はあれど、普段とは違ったことにチャレンジするための時間は必要です。また新しいことにチャレンジする労力もとっておく必要があります。時間はあるけど仕事の疲れで副業といった新しいことにチャレンジする時間が取れないのでは、宝の持ち腐れになってしまいます。

【新しいことに取り組むための、暇と労力を作ろう】

現在あなたが忙しく働いているのならば、やらなくていい仕事を見つけて削るようにしたり、家事なら全自動・掃除機、洗濯機、食洗器を買うことで無駄な時間や労力を削るようにしてみましょう。

仕事を効率的に使う視点は重要ですが、そもそもやらなくていい仕事を見つけてを削る視点も、時間と労力を確保する上では重要です。

セミリタイアをすると今まで持っていなかった膨大な自由時間をプレゼントされます。その時間を使って今までできていなかった新しい趣味や、今までやったことのなかった自分の興味のある副業を始めてみましょう。

新たに取り組んだことは人に価値のある形で提供することができれば一つのスキルとなり、そのスキルを収入に変換することができます。

興味のあることややりたいことができるたびに、それを人に提供レベルまで学び、もう一つの収入にする。時間があればこのループをひたすら回していくことができます。

そのためには、自由時間が必要です。余裕があれば今の仕事を少し減らしたり、やらなくていい家事や仕事を削ることによって、新しい取り組みをするための時間を作りましょう。

【一時的に収入が減るかもしれないが】

大きく変わったことをしようと思えば、現在取り組んでいる仕事を減らす必要があります。

例えば、毎日忙しく働き先のジムに通っているパーソナルトレーナーであれば、海外移住や、急に自分の興味のある仕事が舞い込んできたときに、その仕事やチャレンジをつかみ取ることができません。

ですから、自分のキャリアを形成していく転換期には多少なりとも、その時に取り組んでいる仕事と、それから得られる収入を減らして次のチャレンジをするための余白を作る必要があります。

収入が減るというと、怖いと思うかもしれません。ただ仮に、新しいチャレンジに失敗したとしても、あなたが今までいた業界でまた飯を食べていけるスキルを持っているのであれば(私の場合はパーソナルトレーニング×営業)、もとの場所に戻ればいいだけです。

もとの場所に戻って、また新しいチャレンジをするための機会を待ちましょう。もしも、新しいチャレンジをしている最中に自分が持っていたスキルが通用しなくなり元の場所に戻れなくなっていたのであれば、どっちにしろ窮地に立たされていたことになります。

チャレンジをしてもしなくても窮地に立たされるのであれば、窮地から抜け出す可能性のあるチャレンジをして置いたほうが良いですよね。

自分の収入や成長は、一直線に上昇するのではなく、株価のように、小さく上げ下げを繰り返しながら上昇していくことを理解しておくと不安にならずに済みます。

また、失敗すればまたもとの場所に戻ればいいだけですから、今の仕事が一通り満足できるようになれば、次の自分の興味のある新しいことに取り組む時間を作ってみましょう。

「自分の分身」を作ろう

【あなたの身の回りにはたくさんの分身がいる】

「自分の分身を作る」というとスピリチュアル?と思う方もいるかもしれませんが、意外と皆さんの周りには誰かの分身がいます。

例えば会社員。雇用されている社員の方は、【社長の代わりに】、業務をこなしたり、収益を上げます。ほかには株式や不動産。「お金に働いてもらう」という言葉を聞いたことがある人がいると思いますが不動産や株式は【所有者に代わって】収益を上げます。

するとどうでしょう、会社員は社長の分身で、株式や不動産は所有者の分身と言えるのではないでしょうか。

【だれでも自分の分身を作れる】

分身が働いてくれる間は自分は働かなくて済む。自分の分身が増えるたびに一人では到底できなかった仕事量がこなせるようになる(レバレッジがかかる)。なんだか自分には遠い話のように聞こえるかもしれませんが、分身をつくることは社長やお金持ちでなくてもできます。

例えばブログやYOUTUBEに上げた記事や動画は、あなたの分身となって、数百、数千、数万の人に自分の考えを伝えてくれます。すると、あなたは一人一人に自分の時間を使って、毎回同じ考えを話す必要はありません。

あなたが一つの商品を売るとしたら、一本の動画や記事がみられるたびに自分の分身として増え、自分の代わりに営業し続けてくれます。商品を売らないにしても、自分の分身となった記事や動画に広告を張っておけば広告収益が手に入り、動画や記事で商品の紹介をすれば仲介手数料(アフィリエイト収入)が手に入ります。

自分の分身となるブログ記事やYOUTUBE動画、SNSのフォロワーを増やすたびに、自分の代わりに働いてくれる人が増えることになるため、分身が増えれば増えるほど楽に仕事をこなすことができます。

ですから、一つ何かの仕事をするとそれが自分の分身(資産)として残らない仕事だけをするのではなく、自分の分身を作ることにつながる仕事もして置いたほうがより楽に生きることができます。

会社員は安全ではない

【今の会社をすぐに辞められますか?】

アメリカと違って、日本では会社員の首を切りにくいため、「会社勤め=安全」という固定観念が根付いています。確かに、自分の勤めている会社の寿命が自分よりも長く、自分もその企業でずっと働きたい思っているのでれば、安全かもしれません。

しかし企業の平均寿命が短くなっている現在では、「安定した給料をもらえる会社=安全」という考え方は通用しないはずです。日本を代表する企業のトヨタですら「終身雇用を守っていくのは難しい」と言っています。

つまり、これから人が生きていく上では一つの企業でずっと働き続けることを前提にするのではなく、一生のうちに複数の企業を渡り歩いて生きていくことを前提とする必要がありそうです。

すると安定・安全という定義を変えたほうがよさそうですね。安定・安全とは「どこにでも転職でる、またはいつでも一人でも生きていける、ような環境の変化に応じて自分も変わっていける人間になること」と言えます。

【いばらの道にいるのはだれ?】

職場をやめる人間がいると「危険だ!」とか「いばらの道に進んだな」と考える人がいますが、その人は会社にいる中で今いる会社以外でも重宝されるような新しいスキルや経験が身についておらず、貯蓄や収入も増えていないのであれば、自分が既に「いばらの道」にいることに気づいていないことになります。

ここで私が言いたいことは「正社員を今すぐやめてセミリタイアをし、その後に新しいスキルを身に付けなければいけない!」ということでありません。

セミリタイアをするにしろ会社員をするにしろ

コロナのような環境の変化により、収入源がなくなったり、今持っているスキルが通用しなくなっても生きていけるよう、副業をはじめて収入源を増やしたり、「100人に一人」のカードをかけ合わせレアな人間になる努力をし続ける必要があるということです。

【あなたの収入は-5万円】

「給料は23万円。会社員のままで働いたほうがそこそこの給料をもらえて安心だ。」と思っている人がいるかもしれませんが、あなたの実質の給料は-5万円かもしれません。というのも、もし自分が苦痛に思う環境で働いているのであれば、そのストレスを発散するための、ストレス発散のためのお金が今の仕事をやっていくための必要経費として必要になるからです。

今は収入のほとんどを使ってしまっているけど我慢をすればお金を貯めることができる。と思っている人がいるかもしれません。しかし、実際には我慢ができないのではないでしょうか。我慢をするとより、「仕事の為の人生」に思えて我慢を続けることができないはずです。

苦痛な仕事をやり続けるためために、毎月5万円のストレス発散費用が必要になるのであれば、給料が23万円だとしても、実質の給料は18万円です。休日の際に使っているお金の対象が「今の仕事をしていなくても使っている」といえるものであれば別ですが、仕事の苦痛を軽減するために給料の多くを使っているならば、働き方を見直してみるとよいかもしれません。

【お金があっても自由に使えない】

もちろんお金は稼げるならしっかり稼いだ方が良いです。

お金は自由との引換券。不自由と不便を無くせます。ただ、今の働き方が自分のやりたいことの為にお金を使えない場合だと、いくらお金を稼いでも自由と引き換えることができません。お金という自由との引き換え券はあるけど、自分が買いたい自由の売り場までいけない状態です。

例えるなら、本当は海外旅行をして自由と好奇心を満たす生活をしたいのだけれでも、仕事の都合上そんなことはできないので、土日の間にパッとお金を使えるブランド物や車を買ったりと、いわゆる成金がしそうな消費活動をするしかできなくなります。

ブランド物や車を買うことが生きがいだ!というのであれば別ですが、本来自分がしたいことのためのお金を使えないのは不自由ではないでしょうか。

セミリタイアでも仕事漬け?

【仕事と趣味の境界線がなくなる】

今まで書いたことをセミリタイア中に実行しようとすると「仕事漬けじゃない?それってセミリタイアって言えるの?」と思うかもしれません。確かに仕事量としては普段と同じかそれ以上になります。

しかしながら、自分の趣味や興味のあることをすること、調べることが仕事だとしたらどうでしょう?やりたくない仕事を12-15時間もやらされば過労死してしまいますが、自分の見たい映画なら一日ぶっ通しでも見れるのではないでしょうか?むしろ楽しいのでは?

セミリタイアをしてからの仕事は趣味と仕事が混ざったものになるので、仕事漬け=趣味三昧とも言えます。

ただ、一日の仕事をする中でブログを書いたり、YOUTUBEの編集をしたり、接客をしたりと収入を得て生きていくために苦痛ではないにしても少し気合を入れてやらなければならないこともあります。ですが、それは仕事と割り切って一日に3-5時間ほど作業をしてその後のは趣味(仕事)の時間を行うようにすれば十分に今の人生を楽しむことができるはずです。

【自分から進んで行う仕事はサウナ】

さらに、セミリタイアをしてから気づいたのですが、仕事をしていないと一日の中で達成感や充実感を感じにくくなります。自分にとって若干きついことをするからこそ、その後の漫画や映画を鑑賞したり、お酒を飲む時間が楽しめる。

例えるならサウナ。サウナのように熱く苦しい環境から、水風呂に入ることで充実感や幸福感を感じる行為と同じです。緩急のつけた生活をすることで、より1日を楽しむことができます。

ただ、ここで設定する苦しい環境は自分で選んだものでなくてはいけません。ブラック企業での労働のように、自分の意志とは関係なくサウナにぶち込まれ、もう出たいと思っているのにサウナから出してもらえず、死にそうになったところで、解放され、水風呂に入る行為なんて楽しくないはずです。

自分がコントロールできる範囲で仕事をこなし、その後は楽しい作業をすることが1日の充実感を得るためのポイントです。

さて、今回はセミリタイアをする上での、収入やキャリアの作り方について説明をしましたが、以降の記事ではセミリタイアをしてからのお金以外の不安要素について考えていきましょう。

人付き合いや自分の余暇の過ごし方、孤独対策、結婚、子供などなど様々あると思いますが、あらかじめ失敗する要因を明確にしておけば対策も立てられるためセミリタイアの成功率は高くなるので参考にしてください。

僕の今までの収入と現在の収入の変遷

【会社員時代2017-2018年】

会社員22-23万円

【脱サラ直後&専業パーソナルトレーナー時代2018-2019年】

・ジムスタッフアルバイト 月8-16万(2018/6-12月 脱サラ直後の仕事、トレーナーの収入が増えるたびに段階的に減らしていった)

・パーソナルトレーナー 月10-16万(2018/8-2019/4)月20-47万(2019/4-2020/3)

・居酒屋アルバイト&介護アルバト月1-2万(トレーナーだけでは飯を食えなかった時期2019/3-4月にやったバイト。ふたつとも速攻でやめた。)

・ライター月3-10万(2018/9月~2019/5月 筋トレやダイエットに関するブログを書いていたら、それをきっかけに舞い込んできた仕事。常に働き続けなければ収益は発生しない、自分の資産になる仕事ではないことに気づきやめた。)

YOUTUBE月3-10万 (2018年12月~ 「会社員辞めて恥も外聞もないな。」ということで始めた。借金して高性能パソコンとカメラを買ったことは反省)

【トレーナーやめてネットだけで生きようとした時代2019-2020】

アパレル販売月2-30万(最初のうちは売れたがそこまで売れなくなってきた&在庫リスクがあるのでやめた)

・Amazonアフィリエイト月1000-8000円(Amazonの商品を紹介して誰かが購入したら入ってくるお金)

・iherbアフィリエイト月4-6万円(iherbというサプリメント購入サイトの商品を紹介して誰かが買ったら入ってくるお金)

マイプロテインアフィリエイト月5000-8000円(マイプロテインというサプリメント購入サイトの商品を紹介して誰かが買ったら入ってくるお金)

・対集団オンラインパーソナル月0-3000円(ジムのグループレッスンをオンラインでやっていてうまくいっている人がいたので真似して始めたサービス。一人しか入ってこなかったので2か月でやめた)

・オンラインダイエットパーソナル月2-16万(ダイエットをしたい人向けのメールで完結したサービス。)

・note販売 月2-10万(パーソナルトレーナーになるまでの知識、トレーナーになってから必要となる営業の知識を体系的に解説し、電子書籍?として出版。)

【村時代2020-2021】

パーソナルトレーナー月1-8万(2020年11月~2021年4月までお小遣い稼ぎ感覚で行った。今までとは違う働き先でもトレーナー収入が得られたことにより、

トレーナーのスキルがあればどこでも食べていけることが分かった。この経験によって今後自分が新しいチャレンジをする上で不安に思っても「失敗してもまたトレーナーで食っていけばいいから、今はリスクをとれる」と思えるようになった。

オンラインダイエット月2-4万

note販売月2-7万

・YOUTUBE月1-3万

・Amazonアソシエイト月1000-3000円

アイハーブアフィリエイト月4-5万

・マイプロテインアフィリエイト月5000-8000円

・村のコミュニティ運営費月1-2万 (習い事のようなもの、お金を払い会員になれば、村に泊まったりできるサービス)

家賃0-15000円(村に月単位で済んだひとからもらう家賃)

・対トレーナーコンサルティング0円(2021/3~ 駆け出しのフリーランストレーナーへの営業アドバイス。アドバイスをしたトレーナーの収入がある程度まで上がれば、そのうちの何割かをもらう契約内容。2021年の6月から収益発生予定)

・書籍出版?円 (#8の記事で解説します)

・月額マガジン・メルマガ?円(#8の記事で解説します)

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