SNS時代の村の作り方(特徴とメリット)

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おおはらゆういち(パクチー大原)

1994年福岡県生まれ。「筋トレ仲間が欲しい」と思い、早稲田大学に入学。早稲田大学のボディビルコンテストで優勝し2016年度ミスター早稲田となる。卒業後は不動産の営業→フリーランスのトレーナーになる。現在は島根県の山奥で【筋トレ村】を作りつつセミリタイア生活を送っている。

月7万円の生活費でも、実質月15-20万円の生活ができていた

当時の私は月7万円の生活費で暮らしていたが、実際の生活は月15- 20万円の生活をしていたはずだ。車は所有していなかったけど、持っているようなものだったし、週に1回は誰かきて肉や酒といった贅沢品を持ってきてくれる。

地方の農家は低所得と言われるが、仮に年収200マンだとしても東京の年収200万円とは豊かさの度合いが違うはずだ。というのも、地方は村社会であり、金銭を介さない経済圏ができているから。

あまりよろしくないのだが、私は古民家に引っ越してから大して地元の人に馴染めていなかった。だがそんな私でもSNSを通して地元の人だけに縛られない村社会を作り上げることで、独自の物々交換の経済を作り出し、豊かに暮らすことができていた。

今回この記事で紹介する内容は、SNSと、村作り、そして物々交換を利用して、お金を介さずに豊かさを手に入れる方法について紹介していく。

お互いの特殊能力を物々交換で与え合う

物々交換というと、モノとモノを提供する行為のように思えるかもしれないが、実際のところ相手にメリットを与えるものであればなんでもいい。話し相手になるでも、独特の個性を持っている人でも、車を運転するでも、その村に不足しているモノを補う役割があれば金銭と同じように何かと交換することができる。

例えば私が運営していた筋トレ村では、ざっと以下のような役割を担う人がいた(来た)。

村長(村を提供)

なんかおもろいやつ

村には来ないけど「物資を届ける」と申し出てくれる人

話し屋

アイデアマン

相談役

食料やお酒(物品)を持っている人

広報担当

車持ってる人

特殊な能力を持っている人間

面白い体験をくれる人

掃除(労働力を提供)してくれる人

料理人

3Dプリンタでウンコを作る人

資金源(運営費の確保)

動画のコンテンツを充実させる人(運営費の確保に間接的に貢献)

私が交換できるものは「普段会えない変人役、面白い体験、広報、村の場所を提供、村の運営費の確保」、村にきた人は他の役割というか価値を私と交換する。私には車がなかったので、車があるひとは買い出しを手伝ってくれたり、BBQ用の食材やお酒を買ってくれる、一緒にいてなんか面白い体験をくれる人など。

「ビジネスでは価値がない」とされるものが、大きな価値に

金銭的な価値はまだ?ついていないが、めちゃくちゃ価値あるモノを持っている人がいる。以下の動画で登場している、大阪の大学に通っている竹下さんが代表的な例だ。

そもそも存在していたのかもすら、わからなくなってくる独特の個性と雰囲気を持ったキャラクターの人で、絵本とか小説で出てくるような別世界の人を実際に見ているような経験をすることができる。本人はこのキャラクターというか人と違うことにコンプレックスを抱いていたようだが、ここまで飛び抜けて変わっていると、もはや強みでしかない。

お金では価値が測れないとは言ったが、YouTubeに登場してもらって村の運営費回収に貢献してもらっているので金銭的にも十分に価値がある。

「筋トレ村」と検索して出てくる名前が出てくる名前が初めての村人である「門田さん」と、この独特の雰囲気を持った「竹下さん」しかいないことからも、この動画を見ている人は竹下さんのキャラクターから価値をもらっていた事の証明になる。

私自身、その独特の雰囲気と面白さから、自主的に竹下さんによく晩ご飯を作って提供していたのだが、これは私が一方的に「やってあげた」というよりも、竹下さんからなんか面白い体験をさせてもらっている対価としてご飯を提供した(交換した)という方が正しい。ミャンマーとかタイの人がお坊さんにお布施をする感覚に近かったかも。

若干違うが、女性がヒモ男に貢ぐ感覚に近いのかもしれない。女性はその男性と一緒にいたいと思うような体験をしたいがために、その対価として住まいや食料、お金を提供する。しかしヒモ男の価値は金銭的な価値として表しにくい。

おばあちゃんにとっての孫の存在も同じような感じ。存在することに意義があり価値がある。この能力はビジネスや一般的な会社の世界では無意味のように扱われるが、物々交換の世界ではこの価値が正当に評価されやすい。

無償でお金やモノくれる人の心理は追体験への報酬

人が価値であると感じるものはさまざまあるようで、それに対して報酬を支払ってもらうことがある。「大原くんには社会人にならず、自由な生き方をしておいて欲しい」この言葉は私のYouTubeを見ている人からもらった言葉だが、その人が私に大してどのような価値を感じているのかを表している一言だ。

これはお金を払って漫画を見る感覚に近いのかもしれない。「黄昏流星群」という漫画の中で、高学歴、大企業、高い役職、高い年収、マイホーム、家族と誰もが憧れるような肩書きを持っているものの、実際のところはその肩書きを守るために必要なお金や労力を払うことに奔放しているキャラクターが多く登場してくる。

その漫画でキャラクター達がハッピーになるセオリーがある。それは肩書きや世間体といったしがらみにとらわれず自分のやりたいことをやる、つまり自己実現をすること。

苦労して得た肩書きや高い役職、高い年収を捨てることに対して抵抗感を感じるものの、やっとそのしがらみを捨てて自由な生活をする。この漫画が流行ったのは、この漫画を見ている人たちが思い描いている本当の理想の姿を代行しているからであり、実際のところ、このように思い切って自己実現のために行動できる人は少ない。

行動できる人が少ないからこそ、自分が夢見ている姿を体験するために、お金を払って漫画を買う。私に対して何かを提供してくれる人も、そのYouTubeで流した追体験への報酬として、私にご飯を奢ってくれたり、クラウドファンディングを行った際に投げ銭をしてくれる部分があるはずだ。夢の代行業と言ってもいいかもしれない。

もちろん、夢の代行料は一つの要素でしかなく、単純に応援したいとか、面白いやつと仲良くなりたいから手助けをしてくれる人も多くいるはず。

話は若干脱線するが「団塊の世代は金銭や出世の欲があり、悟り世代と呼ばれる現在の20代は金銭や出世を重視せずに、自己実現を重んじる」と分断されて考えられがちだが 、1995年から連載されている「黄昏流星群」が流行っている事実からすると団塊の世代も現在の20代の世代も最終的に行き着くところは「自己実現」になるのではないかと思っている。

団塊の世代の時代は、社会保障や物質的な豊かさを誰でも享受できる状態にいなかったため、まず出世や高い年収で自分の生命の安全性を守る必要があったが、現在の20代のように大企業に行ったり高い年収を手にしなくても、充実した社会保障や物質的な豊かさを誰でも享受できる現在では、生命や生活を守るための活動はしなくても良く、あとは最終的な行き先である自己実現に取り組むだけでいい。団塊の世代と現在の20代は価値観が違うのではなく、ただスタート地点が違うだけ。

村運営で必ず押さえておきたい役割

①外交官

②村人(コンテンツ)

③仕事を作るひと、紹介する人

村が存続するための条件は二つ。①村(家賃)を維持するための金と食料があること②村人がいること。この二つさえ抑えることができればいい。

①外交官

村運営者または協力者にやってもらうことは外交官になる人を押さえること。外部からお金を稼いでくる、お金を引っ張ってくる、物品をもらってくる。村の存在を広報して様々な人々を連れてくる人。最低限これだけ抑えておけば村を存続させることができる。インフルエンサー、フレンドリーな人。

②村人

そして次に村人をどうやって連れてくるかだが、まずは無料で村人を募ろう。圧倒的なメリットがないと村人は来ない。無料でなくとも山奥ニートのように月に18000円あれば食費家賃込みで生活を送っていけるようなオファーをする必要がある。普通の家賃を払ってでもそこにいきたいだけの魅力があるのであれば家賃をもらう形にしても良いが、基本的には家賃無料、共益費だけもらうと言った形にした方が良い。

③仕事を作る人、仕事を紹介する人

2022年に村人を募集して感じたのが、やはり仕事がネックであること。具体的にどのようにして生活費を手にするのかを示すことができないとその村に長期的に住もうと思う人はいない。なので、近隣で誰でも働けるようなバイト先を紹介したり、村独自の仕事を生み出してお金を稼げるような体制を整えておく必要がある。

または、①の外交官役を自分で買って出る、またはその役割の人を探すことで、他の村人がわざわざ家賃と食費と共益費を稼ぐために働かなくてもいい状態にする。お金や物資を集める役割は特定の人に任せて、他の役割を別でになってもらえればいい。

村人はネットから集める

村人は近所の人からでも良いのですが、私はSNSやYouTubeを通してネットから、村人(長期滞在者、短期訪問者、遠隔からの支援者)を集めました。

ネットから集めるメリットは以下の通り

・限られた土地に限定されず全国各地から村人がやってくる

・さまざまな役割、特殊能力を持った人を集めやすい

・一回くるだけでも良いので、村にくる側に負担が少ない

・村の出入りする人の新陳代謝が良くなる

・村に関わる人の人数が多くなる

・変わった人間を見つけやすくなる

・現地に行かずともネットまたは遠隔から村の協力をしたいという人が現れる

・自分と気の合う、または価値観が似通っている人を見つけやすい

・インフルエンス力の分配

村や親戚付き合い、学校での社会といえば、対して仲がよくない人と付き合わなければならなければなりません。しかし、ネットから人を集める場合であれば、事前に村の雰囲気が村長の思想や考え方などを公開しておけば、その考えや雰囲気に共感できる人だけ集めやすくなります。

また、村人といっても長期滞在者だけを村人として考えず、訪問者や遠隔からの支援者もネット上で繋がっている村人として考えることで村に関わる人数を増やすことができます。リアル空間にいる村人は常に6人くらいだけど、そのうちの3−4人は毎週入れ替わっている。それくらいの新陳代謝が良い、それをヨシとする方が村に関わる側にとっても居心地の良い空間になりやすいはずです。

防犯等の対策は後半の項で紹介しますが、最初のスクリーニングでやばい人間かどうかを見つけることは難しいので、失敗を前提にして、キチガイっぽい文章出なければ大体受け入れてしまって、受け入れた後にトラブルが起きればまた別の対処をできるようにしておきます。後ほど詳しく説明しますが、家賃を無料にしているのもその対策のための一つです。

SNSで村の広報をする

村を運営し、村人を募集する上ではまず村の存在をネット上で認知してもらう必要があります。

私の場合はYouTubeやツイッター、インスタグラムでは村で楽しそうにしている雰囲気だけを発信して初見の人でも楽しめるように設定し、思想や考えの部分はnoteやブログで発信するようにしていました。

やはりいきなり初見で自分の思いを語られても話を聞こうと思いにくいので、まず「あっなんか面白そうだな、具体的にどんな活動をしているんだろう?」という姿勢をまず作ってもらってから、思想を語る必要があります。

また、YouTubeやツイッターで登録者やフォロワーが増えなくても良いので、村に来ようか悩んでいる人に対して判断材料となるような、村人の雰囲気や、そこでの生活、住環境といった感じで自分が暮らすイメージが湧きやすいような判断材料を提供することが重要です。

ですので、Vlog形式で村の日常を垂れ流して、誰もがそこで生活する様子や遊びに行く様子をイメージできるようにしておくと良いです。

村は無料で開放する

「村に来る人はこのコミュニティに入ってもらう必要があり、料金は月額1000円です。」

という活動を2022年の4-6月までやっていたのですがほとんど人は集まりませんでした。金銭を介す行為となると急にハードルが上がるようだったので、2ヶ月目以降からはそのサービスはやめ、2泊までなら無料、1ヶ月住むなら15000円もらうことにすると1−2泊の希望者が多く現れるようになりました。

無料にしているので一見すると損しているかのように思うかもしれませんが、実際のところ無料で泊めてもらうからには「お返しをしとこう」と返報性の原理が働くので、1000円以上の酒やら食糧やらを提供してくれることがほとんどです。

また、お金をとってサービスを提供する側になるとお客様とサービス提供者のような関係が生まれてしまいますが、無料にして先にこちらが渡す形にすればお互い対等なやりとりをすることができるので村を運営する上でのストレスを減らすことができます。

村の運営を委託する

今年、2023年の6月からは1ヶ月以上住む人であっても、家賃はタダで提供しようと考えています。とういうのも、僕がずっと村にいるのは飽きてしまうから。やっぱ数ヶ月は海外とか言って2-3ヶ月、またはちょこちょこ顔を出すのがベストだなと思ったから。

2022年10-2023年5月までは海外および国内旅行のために村を閉鎖させていましたが、6月以降からは僕がいない期間は共益費だけ払ってもらう形にしつつ、家賃は0円で提供予定です。(既に3-4人から応募はきていますが、まだ募集中なので興味がある人はツイッターまたはインスタのDMから)

すると住み手は0円で住めてハッピー、私は村を年中運営(&鶏の餌やりだけお願い)できるのでハッピーとここでも物々交換を成り立たせることができます。また、住み手は私と同じように来村者を受け入れる旅に何か食料品や酒等をもらうことも可能になります。さらにその人が望めばですが、SNSでの活動に精を入れる場合、筋トレ村の長期滞在者としてインフルエンス力の分配というメリットを住み手は受けることができます。

「山奥ニート」という山奥で集団生活を始めた元祖的な人々は、アマゾンの欲しいものリストで自分が欲しいと思った物品をYouTubeの登録者やツイッターのフォロワーからもらう活動をしていたりもするので、同様の活動をしても夢の代行料、または単純な応援の気持ちとしてそういったものの報酬をポツポツともらうことも可能です。

村での生活費

私がいない間、住み手にかかる最低限の費用は以下の通りです。

・家賃0円

・共益費3000-20000(住む人数と季節によって変わる)

・食費20000

・年金、住民税等20000

合計6万

車はバスを利用するか、来村者がきた時に買い出しを手伝ってもらう、食材はバスを利用するかアマゾンで翌日に届けてもらうか。またはガッツレンタカーで月3万円くらいのものを村人同士で折半してシェアするか。

金の稼ぎ方ですが、山を降りればアルバイトできる場所は一時間圏内にはあるものなので、そこで15日ほど働いて月6万円を手にしつつ、残りはリモートワークでも働けるようにクラウドワークスやココナラ、SNSやYouTubeでの発信をするのも一つの手です。

収入が対して高くなく、税金や年金をほんの少ししか払わなくていい人&食費をある程度落とせる人であれば生活費は3万もあれば十分です。最低限のお金だけ稼いであとは物々交換で不足分、豊かさを手にすればOK。

また現在考えているのが、家賃や共益費と最低限の食料はこちらが負担、または他から引っ張ってきて、全ての村人が家賃を払うために働かなくていい状態にすること。

これは思ったほどお金がかかる作業でもなく、村への訪問量、宿泊料を無料にすれば大体の人が何かしらの食料やお酒等を持ってきているので、基本的に開村して人との交易ができている状態にしていれば大半の食料は貰い物で賄うことができていました。どんぶり勘定ではありますが、外部と交易している6-8人がいる村であれば、月10マンの予算が組めればそれで十分やっていけるはずです。

お金や食料担当でない村人には別の能力を発揮してもらえればOK、村の運営者は村人の様子や人間模様をYouTube等にあげて収益化する方法もあるのでお互いに村はありません。

必要なお金や物品持ってる人から貰えばいい(態度経済)

坂口恭平著作の「独立国家の作り方」という本の中で「態度経済」という言葉が出てきます。

態度経済とは何かというと、コミュニティに所属する人間がそのコミュニティに足りない役割を担うことで、金銭を介さない物々交換を行うこと。

例えば、コミュニティの中に車がなければ車を持っている人が車を持つ役割を担う、食糧を作る人、食料を多くもらえる能力を持っているのであればその役割を担う、村でギターを弾ける人、歌がうまい人がいなければ自分がその役割を担う、DIYであれば、人を明るくするキャラクターであれば、聞き上手であれば….

といったように、コミュニティの中でお互いがどの役割を担うのか示しあい補完しあうことで経済を回していくことを態度経済と言います。この態度経済の考え方であればお金を稼ぐことも役割の一つでしかなく、何かをしてもらった対価としてお金をあげたり、お金を使って何か必要なものを買うのです。

ただお金を渡す、何かしらのサービス(役割)を渡すと言っても、請求するのではなくお互いに渡したい分だけ渡す形になるので最低限生活を維持するために必要な生活費は自分で稼いでおく必要があります。

なおかつ、このような相手の懇意でものを渡していくコミュニティでは、もらうものだけもらって自分は何も渡さない人が現れる可能性があり、そのような人がいるとお互いに与え合う経済が回りにくくなると以下の動画で「GIVE &TAKE」の著者アダムグラントが言っている。

なのでそのような人が現れた場合はいかにその人を排除するかを考えることが重要。例としては排除、または一定の仕事を任せて初めてものを渡す、またはその人には何も渡さないなど。

#1 どうすれば村への訪問者は増えるか

次にどうすれば村に人は来てくれるようになるのかについて考察していきます。

以下の三つはすでに紹介しましたね。

・訪問料、宿泊料を無料にする

・村での暮らしの全体像をイメージしやすいように発信する

・どのような人、思想の人がくるのかをブログ等で発信する

思想について補足しておくと、筋トレ村の場合は自分のやりたいことをやって自己実現をしたい人たちが集まってきました。この人たちがなぜ集まってきたのかというと少数派だから。何か行動したいとは思いつつ実際に新しいことをしてみようと思う人は身の回りにいないため、自分と同じように自己実現をしようと行動している人たちがいる場所を欲しているのです。

あとは意外と自分もYouTube動画に載りたいという人がいるのですが、これまた所属欲求を満たすための行動だといえます。(所属欲求)

また、考え方が同じ人たちの集まりであれば、大半の人が拒否してくる実は自分がやりたいと思っていること、考えについてもポジティブな意見をもらいやすいため、その場所でしから得られない価値を提供することができます。(承認欲求)

単純に村でのアクティビティが楽しそう。だけでくる人もいることにはいましたが、わざわざ島根県の山奥までくる人はそれ以外の「自分のため」にくるような動機がある人でないと、他の楽しいに流れてしまいます。なのでなんとなくマスに訴えかけるのではなく、最初のうちは特定の人が自分のためにあるような村だと思えるような思想共有をしておきましょう。

脱サラしてやりたいことをやってきた私が取り組む、筋トレ村の繁栄はすなわち、普通の道から外れて(人とは違った道を歩んで)自己実現をしたい人の後押しをする活動になるので、自己実現したい人にとっては刺さる場所、応援したい場所になります。

#2 どうすれば村への訪問者は増えるか

さて、先程とは別で村への訪問者が来るための要素は以下の5つです。

①1日のデザイン

②オリジナリティのある栄えスポット(共有のしやすさ)

③記憶のピークをどこに持ってくるか、最後の記憶を何にするか?

④親しみのあるアクティビティの提供(これやってみたかったんだよね)

⑤ネットで巻き込む

①1日のデザイン

はるばる遠方より村に来るのですから、1日を充実させたい。その気持ちに答えられるよう、手持ち無沙汰な時間がないよう、1日のスケジュールをデザインできるかどうかが重要です。

例えば島根県の筋トレ村に来る場合であれば、以下のようなスケジュールを立てることができます。

12:00 島根に到着→出雲大社と有名な蕎麦屋に行く

14:00 筋トレ村に到着 村にて筋トレ、野菜の収穫、鶏と戯れる、物作り体験、滝行(またはパクチー大原へ人生相談)

16:00 ドラム缶風呂の準備&日おこし体験、おやき作り

18:00 囲炉裏でUTAGE(BBQ &酒盛り)

22:00 青空カラオケ&星鑑賞&ドラム缶風呂

8:00 筋トレからの滝行orそのまま自然に解散

②オリジナリティのある栄えスポット

2022年はオリジナリティのある栄えスポットは用意できておらず、自然や古民家を背景にパクチー大原とツーショットを撮ることで村へいった証を残す形になっていましたが、今年度は「筋トレ」村、独自の栄えスポットを設定する予定です。行ってみれば原始的なジムを作ってそこで筋トレしている風景を撮れるようにする。

去年は意外とめんどくさくて &生活費を稼ぐことに手一杯でやっていなかったのですが、今年は住み始めてから最初の1ヶ月のうちに作り上げるつもりです。独自の栄えスポットがあれば私とツーショットを撮らなくても村にきた満足感のようなものは得られるので村と私を切り離して運営しやすくなります。(自意識過剰かもしれんけど)

あと、オリジナリティがなくとも映える場面はいくつか用意しておくと良いです。鶏とのツーショット、滝行の風景、囲炉裏でのUTAGE、農作業の様子など。

③記憶のピークをどこに持ってくるか最後の記憶をなんにするか

ダニエルカーネマン著作のファスト&スローでは、たくさんの出来事の中でも人の記憶に残るのは、最も刺激が強かった時の記憶と、最後の記憶のみであると紹介しています。

ただ、どの出来事が人に一番刺さるか(ピークとして残るか)は人それぞれなので、①の一日のデザインのように様々なアクティビティを用意しておくことが需要です。

そして、最後の記憶をなんにするかですが、旅館の中でもチャックアウト日の朝食をめちゃくちゃ豪華にしたことで流行ったところがあるようですが、最後の記憶をどれだけ良かった!と思えるようにするかも重要です。

ぶっちゃけ、私は朝起きることが苦手なのでそのまま解散パターンが多かったのですが、筋トレ村であえて入れるなら、来村者がきた当日は滝行をやらず、その翌日つまり村から出る日に滝行をするなど。

④親しみのあるアクティビティの提供

「あーこれこれ、これやってみたかったんだよ。」というような楽しさを実感できるものを用意しておいた方が、行ってみたくなります。例えば囲炉裏で肉を焼くとか、鍋をするとか、または筋トレ村であれば「おやき」を作って、死ぬほど感動している部分を動画によく載せているので筋トレ村でおやきを食べることは一種のやっておきたいことになっています。さらにはドラム缶風呂や滝行、産みたての鶏の卵で、卵かけご飯など。

⑤ネットで巻き込む

これはどちらかというと、拡散対策ですが村にきた人達がお客さんではなく、村の一員として村を宣伝するようになるためには、村人を村づくりの一員として巻き込む必要があります。

その最適な手段として挙げられるのが、YouTubeやSNSに映ってもらうことです。そうすると訪問者の人は自分が乗った動画を見ますし、自分が乗っている動画を他の人にももてもらいたいと思うため周囲の人たちに拡散するようになります。

人はコミュニティを選ぶもので、自分が所属したコミュニティはなるべくイケてるものにしたい、イケてるものに乗っかりたいと思うため、一度参加した手前、自分が関わった動画や村が反映しないと自分自身がイケてないことになるため、単にインスタ映えスポットを用意して写真をとってもらうよりも、YouTubeやSNSで村の一員として巻き込んでしまった方が熱い応援者になりやすいです。

村独自の特産品と仕事を作る

筋トレ村を運営し始めた最初の年にぶつかったのが、村人の収入をどうするか、村独自の仕事や特産品を作り出せるかどうかでした。「仕事がないから、リモートワークで仕事をするイメージが掴めないから来ない」という人が多かったのです。

気づかないうちに発生した村の仕事と、今年から生み出そうとしている仕事は以下の三つです。

①来村者が来たときに村を案内する、一緒にBBQを楽しむ

②鶏の卵を生産する(野菜や果物も)

③村のYouTubeチャンネルを開設する

①来村者が来たときに村を案内する、一緒にBBQを楽しむ

①についてはすでに紹介した通りで、金銭は発生しないけど食料は間接的に手に入る。すると食料を買うためのお金を得る必要がなくなる。ただ、意外と村を案内するのは結構時間がかかり、毎日案内するとなると消耗するので、短期の来村者を受け入れるのは週2回だけにして、その日にまとめて3-4人を案内すると非常に効率的。来村者も新たな出会いがあってハッピー。

②鶏の卵を生産する(野菜や果物も)

来村者が来たときに村を案内するのは、当たり前ながら来村者が来た時にしかできませんし、現金も発生しません。ですから、現金収入を得るため、来村者以外の人との物々交換の手段を得るためにも、何かしらの交易品(輸出するもの)を作っておくとより村の経済が安定します。

現金収入の得方としては、ネットやSNSで鶏を育てる家庭を発信しつつ、卵が取れるようになったらネットで販売したり、村にきた人に対してお土産の品として販売する。

売り切れない部分、全く売れなければ近所の人々に無料で配っていけば、何を言わずともお返しをしてくれる可能性が高いです。なおかつ、野菜のやりとりであれば、田舎で野菜を育てるのはほとんどやっているのであまり重宝されることはありませんが、卵であれば育てている人は少ないので非常に良い物々交換の品となります。

あとは、お客が来なくても潰れない町中華のように残った分は村人が食べてしまえば良いのです。鶏がオススメなのが手間がかからないこと。去年育てていましたが、私がやったことは朝に鶏小屋の扉を開けて餌と水をやって、夜には鶏小屋の扉を閉めること。ウンコは敷地内の草が生えているところで勝手にやっているので処理する必要がありません。なので鶏は非常にイイ。

あとは野菜や果物を育てるにしても、そこまで手間のかからない、基本放置できるものを選ぶと良いです。

③村のYouTubeチャンネルを開設する

村独自のYouTubeチャンネルを開設し、動画製作し、アップロードすれば動画を作った村人が現金収入を得られるようにしておきます。ですので最初のうちはテコ入れをして、YouTubeの収益条件である登録者1000人、総再生時間4000人を超えて動画を出せば収益化される体制を整えておきます。

動画を出した上での収益は、村の運営費に1割、動画製作者に9割の割合で分配。あとは動画だけでなくYouTubeライブを行ってスパチャ(投げ銭)や、アマゾン欲しいものリストから何か送ってもらうことも可能。

村長の役割&仕事

お金を稼ぐことに関して

さて、金を稼ぐことは金を稼ぐことが得意な人に行ってもらい、経済を回して貰えばいいと書きましたが、金を稼ぐのはやはり別のところから出なく、村で発生したモノやコンテンツを利用してお金を稼いだ方が地産地消というか持続可能なものになりやすくなります。公平性を保つという点でも村で発生したコンテンツを利用してお金を稼いだ方が良いのです。

例えば、お金を稼ぐ担当の人がYouTubeチャンネルや、月額noteで村での出来事や村に住んだ人、訪れた人をネタに収益を得ることができれば、ギブアンドテイクが成り立ちます。◯情報に関しては、20代の人を50代、与沢さんを端沢さんと変えたりと、個人を特定できるような情報を避けつつ、情報発信をして村でかなり面白かったニッチな出来事を発信するのです。

これはすでに前例というか成功例があり、プロ奢ラレヤーという他人に奢られることを生業にしている人も、多くの人に奢られる中で聞いたレアかつニッチな情報を月額マガジンで配信することによって、ただの情報を金に変換して現金を稼いでいます。

YouTubeに関してはそのまんまで、なんかわからないけど不思議な人とか、面白い人が動画に出てくれている時点でお互い協力しながら村の運営をしていることになるので、モノのやりとりが円滑になりやすい。

仲裁役

集団生活をするにあたって喧嘩やいざこざが起こることが想定される。その場合は、独裁制を採用し村長または幹部のような人間が両者の意見を聞き、一方的に判断を下すことにする。

担当の割り振り

基本的には自由にしてもらうのだが、掃除や洗濯といった、どうしても必要な部分に関しては担当を決め、責任の所在をはっきりとさせておく必要がある。または手持ち無沙汰にして仕事を欲しがっている人には仕事を振ってあげることも重要。

村人(長期滞在者)の役割

態度経済では、金を稼げる人が他の人の分も稼ぐスタイルなので、お金以外の役割の人は何かしらの物々交換できるモノまたはコトを見つける必要があります。やりたいことがある人は独自のやりたいことをやりつつ、村のコンテンツを充実させる(この村にこんなことをやっている人もいるらしいという要素を増やす)。

他には独自で販売するお菓子やパンを作っている場合、ちょっと残ったやつを分け与えてあげる。といった感じで自分がすでに持っているもの、あまり物を交換するようにすると無理のない物々交換ができるようになります。

または単純に存在が面白いやつはそのままでもOK。存在が面白いパターンの人は自称かつ与えたつもりになっているのはNGで、周りが「君はこれもう提供してくれるからいいよ」と言われて初めて、「じゃあお言葉に甘えて…」というスタンスだと衝突が起きにくい。なので、周りの人々も「気づいてないけどこれはあなたの強み、すでに与えているものだよね」と声をかけてあげるよい。

何も提供するものがなさそうな人は何かしら手伝ったり、掃除をしたり。車を持っていれば買い出しを手伝ってあげたり。といった感じでそれぞれが村での役割を担って村という共同体の中で生きていく必要があります。

これはいってみれば家族のようなもので、父親または母親が金を稼ぎ、子供は手伝いをし、料理を作りといった感じで団体戦で生きていくのです。

村人は出たい時に出てOK

村人は出たい時に出ても良い状態にする。流動性が高くても村には常に3-4人いる状態にしておけば流動性は高くてもとりあえず村にいる人が3-4人で安定していれば良い。

村づくり(入居まで)にかかった必要

敷金礼金0円

冷蔵庫&洗濯機 15000
(メルカリで購入送料込み)

扇風機3000円

光WiFi開通費25000円

水道の蛇口修理代3000円

IHコンロ購入3000円

村の運営(維持)にかかる費用

家賃2500円

(家賃が17500円だが、市からの補助で15000円出るので実質2500円。)

水道光熱費 月3-7万

下水汲み取り 月2000

WiFi 月4000円

38500-78500円

村で生活を送るために必要な事インフラ

交易

最低限の食料(玄米、味噌、プロテイン)

インフルエンス(外交力)からの協賛応援を集める

娯楽(AMAZON ネットフリックス、麻雀、ドラム缶風呂、ゲーム、温泉)

食い扶持を確保するための役割または仕事の提供(その人が金を稼げなくても最低限の生活ができるのが理想)