オロッス!パクチー大原です!@pakuti_ohara
今回はパーソナルトレーナーがレンタルジムを使うメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。この記事を読むことによって、自分がトレーナーとして働く場合どの場所が最も適しているのかを判断することができ、活動する場所を間違ったばかりに失う時間やお金を削減することができます。
記事の最後にレンタルジムを使うのに向いている人、向いていない人をまとめていますので最後までご覧になって参考にしてください。
目次
レンタルジムを使うメリット

レンタルジムを使うメリットは4つあります。
メリット①いますぐ使える
レンタルジムの1つ目のメリットは明日や今日からでもジムを使うことができることです。
どういうことかというと、エニタイムフィットネスやセントラルスポーツ、コナミといったスポーツクラブではトレーナーとして採用してもらうための面接に受かった後でなければその場所でトレーナー活動をすることができないのです。
トレーナーをそもそも募集していないところであれば、トレーナーとして活動することはできません。始めやすさという点から言うとレンタルジムはどのジムよりも優れています。
メリット②消費税が手元に残る
細かい話ですが、レンタルジムを利用する場合だとお客さんからもらう消費税が自分の手元に入ります。
エニタイムフィットネスやティップネスといったお客さんが支払ったお金がジムに入って、そこからジムの取り分を引かれたお金がトレーナーに振り込まれる形式だと、お客さんの支払った消費税分のお金がトレーナーに入りません。
年収が1000万円以上でなければ税金として納める必要はありませんから、消費税分が手元に残るメリットはセッションの回数が多ければ多いほどメリットになります。
メリット③ジムスタッフに対しての気遣いがいらない
レンタルジムを使う3つ目のメリットはジムスタッフへの気遣いがいらないことです。
ジムスタッフに気を使えない人はそもそもトレーナーとして生きていける確率がグンと下がりますが、例えば、どうしても気の合わない人がいた場合でも軽く挨拶程度に済ませて自分の仕事に取り掛かれるドライな環境ということです。
レンタルジムによってはそもそもスタッフがその場所におらず、暗証番号を入力すればジムの扉が開いてそのまま使えるところもあり、お客さんとトレーナーだけの人間関係で完結します。
メリット④ジムの会員でなくても使える
パーソナルトレーニングを受けるお客さんは、コナミで活動しているならコナミの会員、エニタイムフィットネスで活動しているならエニタイムフィットネスの会員でないといけません。
「○○さんのパーソナルトレーニング受けたいけどエニタイムフィットネスの会員じゃないし、、、」というお客さんに手を差し伸べたい場合はレンタルジムを使うとよいでしょう。
トゥイッターやインスタグラムでちょっとしたインフルエンサーになるとこのような要望がでてくるので頭の片隅にレンタルジムの選択肢を入れておきましょう。
レンタルジムを使うデメリット

レンタルジムを使うデメリットは5つあります。ここでレンタルジムを使うか使わないかの判断が大きく変わります。
デメリット①ジムの施設がショボい
私がレンタルジムを借りてまず思ったのが、「ジム、ショボすぎ」です。20kgくらいのダンベルと、パワーラック、可変ベンチと180kg分もないプレートしかないところもありました。
初心者の人を教えるならそれでもいいかもしれませんが、トレーニング中級や上級者の指導をする場合だとレンタルジムだと難しそうです。探せば少しマシなレンタルジムもありましたが、ましといってもエニタイムフィットネスや大手のスポーツ施設以下だったりするのでショボいことに変わりはありません。
デメリット②集客を1から始めなければならない
レンタルジムの2つ目のデメリットは完全に自力で集客をしなければならないところです。
エニタイムフィットネスやコナミといったジムを使う場合は、すでに筋トレやダイエットに興味のあるパーソナルトレーニングを受ける可能性の高いお客さんが400-1000人いるところで活動を始めることができます。
しかしレンタルジムにはまずそこに通っている人すらいないため、自分が運動に興味があってパーソナルトレーニングを受けたいと思っている人を探さなければならないのです。
レンタルジムでの集客はSNSやブログでの集客、またはチラシ配り、お客さんからの紹介が基本ですが、エニタイムフィットネスといったジムではジムスタッフがお客さんをとってきてくれたり、広告を壁に貼れるといった手段が増えるため、よりお客さんを集めやすくなります。
つまり、他のジムよりお客さんを集める難易度が格段に上がります。
デメリット③レンタルジムの料金が高い
料金が高いというデメリットは、集客をしにくいというデメリットと合わせて考えると実感できます。
例えば、エニタイムフィットネスで60分10000円(税込み)のパーソナルトレーニングを行った場合は「消費税」と「消費税を引いた金額に対して2割」をジム側に持って行かれます。
60分10000円のパーソナルトレーニングでエニタイムフィットネスから引かれるお金
10000×0.1=1000(消費税)
9000×0.2=1800(ジムが引く2割分の料金)
合計2800円
レンタルジムは地域の相場にもよりますが、私が住んでいるところだと60分当たり2000円を取られます。ジムによっては60分1500円で表示をしているが「90分から」申し込まなければならない縛りがあったりして結局一回2000円ほど消えます。
エニタイムフィットネスといった他のジムは「場所を借りる代金」だけでなく「すでにパーソナルトレーニングを受ける可能性のある人がそこにいる集客代金」も含まれたうえで料金の一部をジムからとられますが、レンタルジムは場所代だけで1回2000円とられます。なおかつジムもショボい。
ポジティブに考えれば、料金を上げなければ生活していくことが難しくなるため、値上げの踏ん切りがつきます。値段を上げてもお金がとれることを体感できて自信がつけば、他の場所でも高めの値段設定で自分のパーソナルトレーニングを売り出すことができます。
「パーソナルトレーニングの相場が60分6000円だから私も60分6000円….」としている人は、まず価格設定の勉強から始めたほうが良いでしょう。
デメリット④キャンセル料を取られる
レンタルジムのデメリットはパーソナルトレーニング同様キャンセル料金を取られることです。申し込みをした7日前に予定を変更するだけでも数パーセントのキャンセル料金を取られるため「使いにくいなぁ~」と思ってしまいます。
他のジムであれば、トレーナー自身が良ければお客さんの予定変更に柔軟に対応できますが、レンタルジムではそれがやりにくいのがネックです。
デメリット⑤希望の日時が使えない場合がある
レンタルジムには付き物ですが、他のトレーナーが使っている時間はそのジムを使うことができません。そのため、頻繁に予定をいれたいとか、立て続けに予定を入れたい場合はレンタルジムじゃないほうが良いです。
以下でレンタルジムを使うのに向いているひと、向いていない人をまとめます。
レンタルジムがあっている人、あっていない人

レンタルジムがあっている人
・副業程度にトレーナーをはじめたい人
・たまーにトレーナー活動をしたい人
・お客さんがいるところまでトレーナーが行きたい場合
・コロナでいつものジムが使えない場合
・どのジムにも所属していない人を相手にしたい場合
レンタルジムがあってない人
・トレーナーとして飯を食っていきたい人
・中級車・上級者の指導を行いたい場合
・集客に不慣れな場合
・頻繁に予約を入れてめちゃくちゃ稼ぎたい場合
という感じで、基本的には臨時の時にレンタルジムを使うほうが良くて、主戦場としてのジムはほかの場所を探したほうが良いです。トレーナーとして戦う場所が違えば、自分にとって有利になったり大きく不利になったりため、こういった知識はほかにも押さえておくとよいです。
買っても買わなくても良いですが、なるべく無駄な時間と労力を費やしたくない場合は今回紹介したような記事をnoteで販売しているのでこの記事が有益だと思った場合はそれ以上に有益な内容をまとめているので参考にしてみてください。というわけで、今回は以上!オロッス!
レンタルジムの使い方、探し方について知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
