パワーマックスをご存知だろうか。
心肺機能を鍛えるトレーニングである。
そもそもトレーニングをしている方で心肺機能を意識して鍛えている人はいるのだろうか。
筋肉の発達と心肺機能は関係ないなんて思ってはいないだろうか。
今回は筋肉の発達と心肺機能の関係について紹介、そして心肺機能を鍛えるツールとしてパワーマックスの実施を提案する。
心肺機能とトレーニングの関係
心肺機能を鍛える(心臓を大きくする)メリットは4つあります。
1つ目は、血流を改善し筋発達しやすくなること。
血流が良くなることで、食事からとった栄養が筋肉に届きやすく、筋肉に蓄積した疲労物質がたまりにくくなります。
鈴木雅さんのセミナーでは、筋発達しやすい人とそうでない人の違いの1つとして、過去に心肺機能を鍛えるようなトレーニングをしていたかどうかという要因を挙げられていました。
鈴木雅さんがパーソナルトレーナーとして働いている中で明らかに他の人よりと筋肉の成長スピードが早い人がいて、
その人達は大体サッカーや陸上、ラグビーなどをしていて過去に心肺機能を鍛えていることが大半であるとおっしゃっていました。
たしかに、心肺機能を鍛える事でしか得られない筋肉の成長があるようです。
また、増量をし過ぎたり、トランス脂肪酸やマーガリン、果糖などをたくさんとってしまうと体の血流がドロドロになり筋発達しにくい状態になってしまうため
好きなものを食べて増量したいならパワーマックスの実施をオススメします。
2つ目は筋肉の質感が良くなること。
トレーニング歴が短い人は筋肉の質感が水っぽいというか、しっかり絞って古参の人達と同じ体脂肪率にしても
古参の人達の方が絞れて(体脂肪率が低く)見えます。これが肌の質感の違いによって出てくる差です。
肌の質感を良くするには10年、20年とトレーニングをする必要があると言われていますが、パワーマックスをすると、していない人に比べて肌の質感を良くするスピードを早められるそうです。
しっかりきつい減量をしているんだから、見た目もめちゃくちゃ絞れているように見えた方が良いですよね。
3つ目は、減量の切り札になること。
減量中にウォーキングなどの有酸素運動をして最初は落ちていくものの、
減量後半になってくると心肺機能がウォーキングの強度に慣れてしまいあまり汗が出ず体重も落ちなくなってしまうことがあります。
そういう時はパワーマックスを取り入れるとストンと体重が落ちます。
4つ目はトレーニングの質を高められること。
大幅な増量をし過ぎた時は心肺機能がかなり低下し、脚のトレーニングの際は心肺機能が先にまいってしまい筋肉をしっかり追い込めないことがあったり、
他の部位を鍛える際も1セット終わったら2セット目まで息を整えるのに3-4分かかってしまい、
トレーニング時間が長くなることや、インターバルが短く出来ずトレーニング強度を高められなくなってしまいます。
パワーマックスを行い心肺機能を鍛えることでトレーニングの質を維持、または向上させることができるのです。
パワーマックスの行い方
鈴木雅さんがセミナーでおっしゃっていたのは
パワーマックス(↓のバイク)を行う際は
【マニュアルトレーニング】というメニューを選択し
負荷の強さを3-4kp
動作時間を15-20秒
休息時間を動作時間の倍(30-40秒)
セット数は5-7セット
この設定で行うようにします。
操作方法は下記の動画をご参考に。
【パワーマックスの操作方法】
以前記事で紹介した
パワーマックスの操作方法。☆マニュアルトレーニング選択
↓
☆設定したい数値を入力
↓
☆OKボタン
↓
☆スタートボタンで開始(動画では負荷を3、動作時間は15秒、セット数は5セット、休息を30秒で設定しています。) pic.twitter.com/ofjAbdqFOu
— パクチー大原/野良人間 (@pakuti_ohara) 2018年9月17日
回転数(こぐ速さ)は150-200回転が目安。
頻度は心肺機能を鍛えるため最低週2回行う。
鈴木雅さんは脚のトレーニングの後にパワーマックスを行うことをオススメしていました。鈴木雅さんの体感ではパワーマックスを脚トレ後に行うと筋肉痛が来なくなるとおっしゃっていました。
個人的には脚のトレーニングの前日にやってしまうと疲労が残ってしまうためオススメしません。
因みに私のHIITの取り入れ方は以下のようになります。
まとめ
パワーマックスをすると
①筋発達しやすい身体になる
②筋肉の質感が高められる
③減量の切り札になる
④トレーニングの質を高められる
と言ったメリットがあります。
めちゃくちゃキツ過ぎてアドレナリンが出まくっているのか、トレーニング中笑顔になってしまうくらいのキツイトレーニングですが。
それ相応の効果は期待できるので取り入れる価値はあると思います。